これが自然

先日、ご紹介した近くにあるパン屋さんは、「ろばのパン屋」の前身で修業したパン職人。愛媛県は、日本で2番目にパン屋さんが多くあるそうです。その基礎を作ったパン職人さんです。そのパン屋さんに、食パンを買いに行きました。

「食パン、150円分お願いします。」

「5つ切りと4つ切りが、あるけど、どうします?」

「4つ切りでお願いします。」

ということで、本来なら450円の長い食パンをカットして150円で買うことにしました。そこで、ジブリに出てくるような店主が、長いカタマリの食パンの端(はじ=パンの耳)を切り取り、特別の機械で4つ切りしてくれます。優しい店主は、

「(切った)パンの耳あげましょう!」

と、パンの耳をまじまじと見て、

「今日作ったパンじゃけど、湿度があるんで、カビができとるけん・・・・」

と、パンの耳は頂けませんでした。添加物を入れないで作ったパンは、湿気が多いとその日でカビが出来るようです・・・・これが、自然。

どうしよう?

 

 

「どうですか・・・・肩の調子?・・・硬式ボール上手いこと使えましたか?」

「それが先生、ボールを置いて乗っても痛いんよ・・・上手いこと出来んのよ。」

「そうか・・・そしたら、別の方法を考えないかんな・・・治療点は他にも色々あるんよ。」

と、80才代の右肩痛の女性患者Aさんに硬式ボールを使って右の臀部をゆるめる方法をお教えしたのですが、どうやら指導方法に問題があったようです。そのためAさんはセルフケアが上手く出来なかったのです。山元式新頭鍼療法(YNSA)では、頭に治療点があるため、直接、硬式ボールを当てて押圧すると、

「あれ?先生、肩の痛いのが少ななった・・・・」

これで、AさんにはYNSAの効果を体感してもらいました。

「今日は、足にお灸をしてみようか?」

と、足に見つけた治療点を鍉鍼(銀の棒)で押圧しお灸をすることにしました。結果、Aさんの肩痛は無くなりました。この治療点にお灸することを、お勧めしたのです・・・・・ところがAさん、股関節が硬くて足ウラに触れることができないのです。

さあ~、どうしよう?

これヨモギ?

「鉢にヨモギを植えて畑に置いたんじゃけど・・・_」

「えっ!これヨモギ?・・・・違うと思うなあ・・・・」

「えっ!ホント?」

海外で農業指導を長年していた60才代の男性患者Cさんが、思わぬ言葉を発してくれました。そこで、グーグルを使って調べてみると、どうやら欧州ヨモギと朝鮮ヨモギを鉢に植えていたようです。そこで、思わずヨモギハンドブック (新書 – 2023/4/21 山下智道 (著) 4.3 5つ星のうち4.3 )をアマゾンで購入予約してしまいました!

『国内で見られるおもなヨモギ44 種類を掲載。一見似ている種類が多いヨモギ類を、葉と頭花の特徴で見分けられるように編集。識別だけでなくその種の個性、いわば「草となり」を、著者が実際に観察した経験から紹介。

食用や薬用、神事や魔術など、ヨモギと人の暮らしとのさまざまな関わりについても、豊富な情報を盛り込んだ。』

知らないことばっかりです・・・・参った!

イラストにする

駐車場と畑(駐車場に石垣を積んで畑にしました)には、さまざまな雑草が生えています。当院周辺は、アスファルトとコンクリートの空間なのですが、ここだけは、土がたっぷりあるので、自然豊かなのです。目の前には権現山(117m)があり、低山登山が簡単にできます。そんな環境が影響しているのか、雑草の種類が多いようです。その中にチョット気になる草があったので調べてみました。

アリウムトリゲトラム

アリウム・トリケトラムは、ヒガンバナ科アリウム属の多年草(球根植物)で、葉や茎はニラの香りがします。アリウム類の中では開花時期が早く、春から初夏にかけて、釣鐘状の白地に緑の筋が入った美しい花が無数に開花します。和名の三角葱(ミツカドネギ)は、花茎の断面が三角形であることにちなみます。

とあります。覚えかたをイラストにしたので覚えやすいですよ!

土いじり

畑がずいぶん賑やかになってきました。畝(うね)作りをしての畑仕事は初めて!

やはり、土に触れて地球を感じることが一番・・・・と、実感します。幼いころの記憶、父親、祖母との思い出も自然と思い出せ、幸せ一杯になります。

父親が、麦わら帽子をかぶり、作業着で畑を耕していたイメージが、今の私とダブル・・・・・・のは、私だけ。父にはかないません。

朝起きての、水やりが楽しい!父親も水やりやっていました。母親が、ある日

「あの人(父親)は、花や植物の気持ちが分かっとったと思う。」

とポツリと言った言葉を思い出しました。

てんとう虫

てんとう虫は、農作業をする上で非常に貴重な虫だと分かりましたので、コピペします。

『成虫の体長は数mm - 1cm程度の小型の昆虫である。成虫は半球形の体型で、脚や触角は短い。体は黒・赤・橙・黄・褐色など鮮やかな色で彩られ、体の模様も種類間で変異に富んでいる。日本では赤や黄の地色に黒い水玉模様、あるいは黄に白の水玉模様のものが多く、その多くはそれらの斑点の数で命名されている。

幼虫・成虫とも強い物理刺激を受けると偽死(死んだふり)をし、さらに関節部から体液(黄色の液体)を分泌する。この液体には強い異臭と苦味があり、外敵を撃退する。体色の鮮やかさは異臭とまずさを警告する警戒色といえる。このため鳥などはテントウムシをあまり捕食しないが、それでもクモやカマキリ、菌類などの天敵が存在する。

食性は種類によって大きく異なり、アブラムシやカイガラムシなどを食べる肉食性の種類、うどんこ病菌などを食べる菌食性の種類、ナス科植物などを食べる草食性の種類の3つに分けることができる。このため農作物にとっては益虫と害虫に大きく分かれることとなる。肉食性の種は近年では農作物の無農薬化を行う際、農薬代わりに使用される生物農薬の一つとして活用されている。』

てんとう虫を繁殖させるためのアパートまであるくらいですから、頼もしい虫のようです・・・・てんとう虫が飛び交う畑を目指してみます。

練習

「先生、治療受けて次の日が調子良かろう、それで頑張って仕事するじゃろ?それからまた、肩が痛なるんよ。」

「あれ、硬式ボール使うた?」

硬式ボールを使ってセルフケアする方法をお教えして、硬式ボールを1週間お貸ししたのですが・・・・

「それがなあ~、せんかった。」

「それじゃあ、ようならんがね。そしたら、今日は練習しよう!やり方をお教えするけんね。」

と、80才代の女性患者Aさんに、再び前回と同じ治療することにしました。Aさんには右側を上にして横向きになってもらいます。下になった脚を真っ直ぐにしてもらい、上の脚を90度に曲げてもらいます。

すると、右腰部が「しっかり押圧してください」という格好になってくれます。腰は、表層部から深層部に大臀筋、中臀筋、小臀筋があります。これらの筋肉が肩にある三角筋の後部繊維、中部繊維、前部繊維に対応します。

具体的にいうと、肩の前側が痛いと、腰の小臀筋にある圧痛点を押圧すると、肩の前側の痛みがなくなります。もう少し具体的にいうと、横向きになった右腰のテッペン(大転子といいます)と骨盤の前側の上にある出っ張り(上前腸骨棘といいます)の中間にある圧痛点(居髎=キョリョウといいます)を押圧すると、肩前側の痛みがなくなります。こんな感じで、臀圧(デンアツ)、環跳(カンチョウ)、ついでに「気をつけ」の格好をして、中指の先があたる太ももの横側(風市=フウシといいます)に押圧。

Aさんには、畳に置いた硬式ボールの上にお尻を当て、仰向けになってもらい「痛気持ちいい」状態を作ってもらいます。「痛気持ちいい」ところがそれぞれのツボになっています。

「先生、これは気持ちええ。」

「そうじゃろ?気持ち良かったら続けられるけん。ゆっくり味合っとるのが治療じゃけん・・・・・・気持ちいいのがお薬なんよ。」

さて、来週はどうなっているのでしょう?楽しみです。

中高年のみなさまへ!

明日は、興居島!

もう眠ます。

1日1食で、最高の日々を送っている私ですが、ビールとワインを夕食前にたしなみました。まだ、食べていません・・・・でも、最高に気持ちいいんです。

中高年になって、卑しく食べることを控えましょう。

運転中に電話

5月12日は、父親の命日。昨日、弟の宮司が父親の30年祭を見事に司りました。準備が大変だったと思います。もし、私が宮司になっていれば・・・・とても、出来ません。弟に心より感謝です。

実家からの帰宅中、突然の電話、停車して。

「はい、あじさいの杜鍼灸院です。」

「以前お世話になったAです。腰が痛い知り合いを診てもらえないでしょうか?」

ということで、20時30分の予約となりました。Aさんの知り合いB(男性)さんは、右の腰痛と右股関節痛で右膝を上げるのが難しい状態です。そこで、膝診をして頭に置鍼をします。これは背骨の調整をして、自律神経を整える基礎治療。次に首診(内臓の状態を診断します)で、右消化器と右大腸の2本を頭に置鍼。

「これで、どうですか・・・・右膝上がりますか?」

「・・・・・・あれ?上がる!今まで全然上がらんかったのに・・・・どしたん、これ?」

 Bさんは、40才代で飲食業を営まれており、8時間くらい立っちぱなしの生活をされています。2日前には、39.2℃の高熱がありそれに伴い、腰に違和感を覚えたそうです。ということは、「内臓を整えると腰に効くのでは?」というあまり根拠のない思いが浮かんできたので右消化器と右大腸の2本を頭に置鍼したのです。結果、ずいぶん良くなったので、もう一本右側頭部に置鍼して鍼治療は終了。

次は、足に見つけた(開拓中というのが、正しいかもしれません)治療点に鍉鍼(銀の棒)押圧と、お灸をしながら、世間話をして右膝を上げてもらいました。

「左より上がるようになった!」

めでたし、めでたし!

ヒマワリの引っ越し

今日はヒマワリのお引越し。

ペンキを塗った一斗缶に、ヒマワリの種を植え、畑の日当たりが良い場所に置いていたのですが、鍼灸院の前に17個全てを引っ越しました。例年真夏には葦(よし)のすだれを置いて日陰を作っていたのですが、今年はヒマワリで日陰を作ってみようと思っています・・・・さて、どうなることやら?

そして、畑の空いた場所に、2年前に採れたヒマワリの種を植えたのです。一斗缶に植えたヒマワリ🌻は、背丈があって3~4個の花が咲く予定です。そして、畑に今日植えたヒマワリ🌻は、どんなになるのか・・・・楽しみです!