勝手に動く

洗濯物を、たたもうと正座をした時、右膝内側にピリッと痛みが走りました。こういう時こそ、自分に鍼を刺すチャンスです。1寸5番鍼(長さ30mm直径0.25mm)を用意し、早速始めました。

右膝痛個所をしっかり確認して、そこに該当する同側の右肘の圧痛点を見つけます。

さて、鍼を刺していくのですが、ここで、私のカラダの特異性を紹介します。2001年から操体法を学び、治療の世界へ進んでいく過程で、私のカラダに変化が起こりました。

ツボに触れると、カラダが勝手に動くようになったのです。ましてや、鍼が上手くツボに当たるとそれはお可笑しな動きになります。

今回は、そんな私の特異性を忘れていて、鍼の刺入を始めました。皮膚に対して直角に鍼を軽く置き、鍼の重さだけに委ねる感じです。すると、

『あれっ?なんか鍼が勝手に下がっていく・・・・というか、筋肉がゆっくりとした動きで、鍼を 食べていく・・・・・あらら、勝手に鍼の刺さった周辺が鍼に纏(まと)わりついて・・・・・鍼が渦巻く様に勝手に動く。』

この鍼の動きに導かれる様に、カラダが勝手に動きます。

『そうか!オレは変な体質じゃった・・・これは、面白い🤣・・・カラダに任そう。』

という訳で、同じ鍼を使って、別の圧痛点にも刺しカラダの動きを引き出します。続いて3回目。同じ鍼を皮膚に軽く置き、カラダに委ねます・・・・・ところが、全く反応がありません。鍼が皮膚に乗ったまま、動きません。理由は、鍼の性能が低下したためです。新しい鍼に代えると、同様にカラダが動き始めました。

これで、使い捨ての鍼(デイスポ鍼といいます)は、3回目からは性能が落ちることが分かりました。カラダを通して学びました。

さて、右膝です・・・・大丈夫!すっかり良くなりました。何か知らんけど・・偉い‼️

小指を握る

夏の全国高等学校野球大会が、始まりました。愛媛代表の宇和島東は12日に試合があるようです。しっかり応援しますよ!先日、ある試合を民間放送で、たまたま見ていたら、

「いいピッチングをしていますね~。グラブ持ってる小指をしっかり使って投げているので、いい投球が出来るんです。」

この解説を聞いた途端、この人凄い!こんな解説を聞きたかったんじゃ!と嬉しくなりました。もちろん、作戦や試合の流れを解説するのは、大切で興味ありますが、どちらというと、大人が好きなテーマ。

それに対して、カラダの使い方をしっかりと解説することは、これから、野球をしたい子供達に必要な教えとなります。

では、右ピッチャーが投げる瞬間に、グラブをしている左手の小指を握ると、カラダはどうなるか・・・・右ピッチャーがボールを投げ始める時は、重心がしっかり右足にかかります。次の動作は、かかった重心をスムーズに左に移す事となります。その重心移動を素早くスムーズにするために、左手の小指を握る必要があるのです。

左小指を握ると、左半身が屈曲し、右半身の動きを素早く誘導するのです。これが、ポイント。

操体法で常に「足は親指、手は小指」と言っているのは、この事です。

 

 

 

 

新宿バスタへ

今、現在7月27日19:40分。JR高速バスに乗り、東京へと向かっています。山元式新頭鍼療法(YNSA)のセミナーがあるのです。明日の朝、7時頃に新宿のバスターミナル(バスタ新宿)に着きます。ほぼ半日バスに揺られるわけです。これを苦行に捉(とら)える方もいれば、そうでない方もいると思います。

私は、実に楽しいのです。

三列シートにゆったりと座れる事自体、夢のようです。

京都美山町に居ながら、月1回、東京の操体法勉強会に参加していたころは、4列シートのギュウギュウ詰め。しかも、トイレなし。ようやっとたなあ~~!

それに比べてこの快適さは、もう極楽です❗️

しかも、自力自療の操体法を、実践出来る最高の場なのです。

もし、腰に違和感が生じたとしましょう。そうしたら、山元式新頭鍼療法(YNSA)の診断を踏まえて、頭の腰に対応する個所の圧痛点に押圧をしながら、気持ち良く動くでしょう。

これで、腰痛が治れば、しめたもの❣️

あさイチ

本日(7/22)のNHK”あさイチ“で、「カラダがラクになる裏ワザSP」がありました。

裏ワザは色々あったのですが、その中の一つ、洗面の仕方をご紹介します。

まず、NHKのホームページ「  」内が、その記事です。

「洗面台で顔を洗うとき、腰を曲げてかがむと、腰の曲がっている部分に集中的に負担がかかってしまって疲れやすくなってしまいます。そこでおすすめなのは、尻を後ろにつき出すようにしてかがむこと。こうすることで腰はまっすぐのまま姿勢を保てるので、疲れにくくなります。」

理由をかんたん明瞭にしてくれました。

「この姿勢について東京大学教授の深代千之さんに聞いてみると、筋肉の使い方から見ても理にかなっているそうです。筋電図で測ってみると、尻を後ろにつき出した姿勢の方が、背中の小さい筋肉はあまり使われず、太ももの大きい筋肉が多く使われていました。大きい筋肉を有効に使った姿勢でもあったのです。」

実際に、このポーズを取ると、大腿二頭筋、大腿四頭筋という大きな筋肉を使い、腰への負荷が少なくなります。

そこで、もうワンランク上の方法を考えました。

これは、足先を内股にするだけの事です。この状態でお尻を突き出すと、両膝がピッタリくっつきます。そうするともっと安定すると思います。一度お試しあれ❗️

生田勉監督

第43回日米大学野球選手権大会が、松山市の坊ちゃんスタジアムで、18時から開催されます。日本チームは、亜細亜大学の生田勉監督が率いています。生田監督は、亜細亜大学を3度日本一に導いた名将です。

2年ほど前、愛媛の高校球児を視察に来られた際、生田監督の治療をする機会があったのです。そのご縁で、招待券をいただき、本日は早めに店仕舞いして、球場に来ています。

我が母校(筑波大学)から、篠原涼選手(内野手、主将)と佐藤隼輔(投手)が選ばれています。

あまり信じていただけないのですが、私も筑波大学野球部に所属していたのです!あの原辰徳巨人軍監督とも、公式試合をしたこともあるのです・・・信じられないですよね~~

始球式では、新田高校野球部の女性ピッチャーが、豪速球。

日本チームが1対0でリードしています。

天気痛?

お昼の番組で梅雨の時期、低気圧による頭痛、めまい、腰痛、首痛などを天気痛と呼ぶとありました。そこでは、愛知医科大学学祭的痛みセンター客員教授気象病の第一人者、佐藤純先生が、そのメカニズムを述べておられました。

低気圧になると、三半規管がゆるみ、脳が誤作動し自律神経がうまく働かなくなり、めまいが起こるそうです。

それを防ぐためには、三半規管を刺激するため、耳をほぐして、手首の内関(ないかん)というツボを刺激しましょう、という内容でした。

短い時間内で簡単に説明するのは、難しいとは思いますが、少し説明不足だったように思います。

そもそも、低気圧になると、なぜ三半規管がゆるむのか?この説明が一番大切だと思います。

私が、東京医療専門学校の学生の頃、東京理科大卒で、ギタリストでもあったM先生が、実技の授業で以下のように説明してくださいました。

「気圧が下がると、毛細血管が拡張してきます。深海魚を釣り上げると、カラダがパンパンにふくれるのと同じ。血管がふくれると血流が悪くなります。

ホースの口をせばめると、水がよく流れるでしょう・・・その反対で、血管がふくれると、血流が悪くなるの。

血流が悪くなると、発痛物質(ブラジキニン)が発生し、あちこち痛くなるのです。」

さすが理系の先生、明確な説明!腑に落ちました・・・と、思ったものです。

この説明を、聞いた後だと、低気圧になると内耳空間がふくれリンパ液が揺れやすくなるのかな?と考えますよね。

この現象を佐藤先生は、三半規管がゆるむと表現されたのだと思います。低気圧になるとなぜ腰痛になったり、古傷がいたんで来るのかの説明まで聞きたかったのですが、それはなかったと思います・・・ちょっと、残念。

要は、血流と血の質が健康のバロメーター。60点以上の血流と血の質を保ちましょう‼️

三冠王とホームラン王(その2)

三冠王3回の落合博満氏とホームラン王の山川穂高選手の対談で、スランプになった時の、治療法を落合氏が山川選手に教えるシーンがありました。

「人間って面白い動物でね。光があって何かが見えれば、そこに気を持っていかれる。明るいと、そのものに左右されて、来るんだから待っとけよって言ってもそこ打ちたい、あれ打ちたいっていろんなスイングになっちゃうから。直すんだったら暗闇の素振り。オレの中ではね」

「暗闇の素振り」さすが、三冠王の言葉だと、重く重く受け取りました。

治療もこれは、当てはまるように思います。

例えば山元式新頭鍼療法(YNSA)で、上腕診という触診を行います。

「これ、痛いですか?」私が、親指でやんわり触れながら聴きます。この時、多くの患者さんは、目を閉じてご自身の感覚、カラダに向かい合います。特に、鍼を刺す個所を探す時は、親指の爪をmm単位で動かし、患者さんの感覚にゆだね、伺います。この時、全ての患者さんは、目をつむるはずです。

触覚という原始感覚を研ぎ澄ます時、目からの情報は邪魔になります。

三冠王の落合氏は、バーチャル化が進んだ映像世界が氾濫している現代社会に対し、一つの警告として、自分と向き合う事の大切さを諭してくれているように思えます。

 

三冠王とホームラン王

 

昨日、NHKのスポーツ番組で、三冠王3度の落合博満氏とホームラン王の山川穂高選手の対談がありました。そこで驚いたのは、山川穂高選手が、「足は親指、手は小指」と言う重心安定の法則を無視したバッティングをしている事です。

これには、さすがの落合博満氏も、口をあんぐり開けて驚いていました。

落合氏は、「足は親指、手は小指」の原則に従いバットを小指で持ち肩口から最短距離でバットを出します。

ところが、山川選手は中指と薬指でバットを持ち肩口から遠回りしながらバットを出します。逆に言うと、小指を使わないため、最短距離でバットを出すことができないのです。

にもかかわらず、本塁打27本、打点68、(現在、二冠王)打率2割6分と言う成績は、天才と言うしかありません。

山川選手のバッティングフォームは、決して美しいものではありません。むしろ空きだらけに見えます。ところが、確実にボールの心を捉えてホームランにしていきます。これは練習を重ねることによって体が自然と覚えたのだと思います。

ただ、このフォームでは、いつか限界が来るように思います。もし、山川選手が小指で当たり前にバットを振る事が出来るようになったなら、三冠王間違いなしだと思います。

今後の、山川穂高選手の小指に注目です。

写真では、落合博満氏が、ボールが当たる瞬間に、小指を使っているのがよくわかります。

山川穂高選手の写真は、見事な「大振り」の美しくないフォームを捉えています。

雑巾がけ

朝6時、松山駅に着きました。

熟睡できたので、治療室に戻って、しっかりと掃除が出来ました。治療室の掃除は、夜中にロボット掃除機でゴミを取ってもらった上で、朝、雑巾がけをします。

雑巾がけは、2つのバケツを用意し、トイレ用5枚、治療室用11枚の雑巾を使います。

トイレは、次亜塩素酸水を数滴落とした水で、便器、床を拭きます。これは、ノロウイルス対策です。

もう一つのバケツは、床拭き用です。絞った雑巾を田植えの苗のように、11枚床に放り投げ、雑巾の落ちた場所から、次の雑巾がある場所へと、膝をついたまま移動して拭いていきます。犬がおすわりをした様な状態から、前のめりすると、膝をつきます。後は、ワイパーのように手を大きく動かして雑巾がけします。

首と腰の中間にある胸椎は、12個。

そのうち10個は、胸前面の胸骨に肋骨が集まって、カゴの様な空間を作っています。残りの2個は、肋骨が胸骨まで届かず浮いています。

このカゴの様な横から集約した胸椎の関節は、左右に動きやすいようになっています。そのため、膝をついてワイパーの様な動きの雑巾がけは、理にかなっています。

昔から、妊婦さんの雑巾掛けが、安産につながると言われていますが、うなずけます。

また、このポーズでの動きにより、股関節が柔軟になることも事実です。

それ以上に、部屋をキレイにすることが、胎教となるのでしょう。

昔ながらの雑巾がけを、健康運動としてとらえてみるのいいのでは?

すわってモゾモゾ体操(その3)

すわってモゾモゾ体操(その1)で、

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うと、いいでしょう。

たったこれだけですが、右手母指球の刺激に効果的、スマホを使い過ぎて縮んだ右手母指球の「体重ストレッチ」です。右手母指球がゆるむと、右肩も連動して、ゆるんで来ます。

といいました。

この方法で、体重移動が難しい人は、もっと簡単な方法があります。

イラストのように、左腕を右に移動しダラーンと投げ出すだけで、十分重心移動できます。

力まないでやってみましょう。