お昼の番組で梅雨の時期、低気圧による頭痛、めまい、腰痛、首痛などを天気痛と呼ぶとありました。そこでは、愛知医科大学学祭的痛みセンター客員教授気象病の第一人者、佐藤純先生が、そのメカニズムを述べておられました。
低気圧になると、三半規管がゆるみ、脳が誤作動し自律神経がうまく働かなくなり、めまいが起こるそうです。
それを防ぐためには、三半規管を刺激するため、耳をほぐして、手首の内関(ないかん)というツボを刺激しましょう、という内容でした。
短い時間内で簡単に説明するのは、難しいとは思いますが、少し説明不足だったように思います。
そもそも、低気圧になると、なぜ三半規管がゆるむのか?この説明が一番大切だと思います。
私が、東京医療専門学校の学生の頃、東京理科大卒で、ギタリストでもあったM先生が、実技の授業で以下のように説明してくださいました。
「気圧が下がると、毛細血管が拡張してきます。深海魚を釣り上げると、カラダがパンパンにふくれるのと同じ。血管がふくれると血流が悪くなります。
ホースの口をせばめると、水がよく流れるでしょう・・・その反対で、血管がふくれると、血流が悪くなるの。
血流が悪くなると、発痛物質(ブラジキニン)が発生し、あちこち痛くなるのです。」
さすが理系の先生、明確な説明!腑に落ちました・・・と、思ったものです。
この説明を、聞いた後だと、低気圧になると内耳空間がふくれリンパ液が揺れやすくなるのかな?と考えますよね。
この現象を佐藤先生は、三半規管がゆるむと表現されたのだと思います。低気圧になるとなぜ腰痛になったり、古傷がいたんで来るのかの説明まで聞きたかったのですが、それはなかったと思います・・・ちょっと、残念。
要は、血流と血の質が健康のバロメーター。60点以上の血流と血の質を保ちましょう‼️