骨盤矯正シリーズ(2)
骨盤の歪みは、生活習慣の歪みから生じることが多いのです。左右どちらか一方の筋肉が縮みコリが生じると、血流が悪くなり水分代謝も悪くなります。結果、便秘、むくみ、冷えなどの症状が出てきます。また、骨盤は股関節とも繋(つな)がっているので膝や足首の歪みが生じる可能性もあります。
そこで、操体法による骨盤矯正を紹介いたします。操体法では「痛い・気持ちいい・ちょっと張ってる」などの感覚を大切にしています。操体法の創始者・橋本敬三先生は、この感覚を原始感覚と呼びました。そして、歪みが元に戻る時の感覚は、「気持ちいい」ので、その気持ち良さを味あうことが治療となります。
今回は、仰向けになって左右のカカトをゆっくりと交互に押し込みます。そして、押し込みにくい側の足をもう一度ゆっくりと押し込みます。その足の甲に反対の足を置き、軽く抵抗をあたえます。これで準備が整いました。
これから操法に入ります。押し込んだ足をゆっくりと縮める動きをして、その動きを反対の足で軽く抵抗し動かないようにします。この時、決して力まないで、ゆっくりと気持ちいい力加減を見つけてください。
呼吸は、鼻からゆっくり静かに吐きながら・・・吐き切ったら、今度は鼻からゆっくり吸い込みながら操法を行います。たっぷり吸い込んで息をしばらく止めます・・・そして吐いて、あとはゆっくりします。これが1クールです。
チェックをしましょう。再び左右のカカトを交互に押し込み、どちらもスムーズになれば終了です。まだ張りや痛みがある様でしたらもう1度やってみましょう。