触覚アート

 

 

私の大学論文は、「触覚アート」でした。もう40数年前のことです。当時の世の中は、コンピュータによるヴィジュアルアートが、沸々と生まれ始めていました。その時点で、「俺はもう、追いていけない!」と観念しました。それでは、どう生き抜くか?

「必ず、触れるという原始感覚が必要となる」という確信がありました。そこで始めたのが木を積み上げる作品。触れると壊れる作品でした。触覚を異常に刺激する作品を作り続けたのですが、これでお金儲けが出来る訳なく・・・・辞めたのです。

それでも、触覚アートにこだわる私。触れることで生命力を引き上げる操体法を学び、頭に鍼を刺す山元式新頭鍼療法を仕事としています。

もう、これは触れるアートだらけなのです。