石原医学大全には、入浴に関して多くの記載がありますが、お湯の温度は熱いのが良いのか、ぬるいのが良いのか?とお悩みの方もおられると思います。そこで、納得できる記載がありますので、ご紹介します。
『お湯の温度については、熱めの湯は42度以上、ぬるめの湯は39度以下。
熱めは交感神経を刺激し、ぬるめは副交感神経を刺激する。熱め・ぬるめの湯のどちらがより健康効果が高いということはなく、大事なことは本能的に「気持ちいい」と感じる温度を選ぶことだ。それは、季節や体調、体質や健康状態、その日の運動量、気分の状態によって異なるはずだ。
[それぞれの効果]
熱めの湯は血圧を上昇させるので、低血圧気味の人によい。また覚醒、興奮の効果があるので、低血圧の人、寝起きの悪い人には熱めの朝風呂はうってつけだ。逆に、寝る直前は熱めのお湯は適さない。交感神経が働き興奮するからだ。
熱い湯は急速に体温を上げるので、肩こりや腰痛などの痛みをやわらげる作用がある。また、胃酸過多、胃腸病の人は、胃液の分泌を抑制する熱めの湯が向いている。
ぬるめの湯は、リラックスにより血圧を落ち着かせるので、高血圧の人はこちらを選びたい。また脈拍をゆっくりにするので、疲労が溜まっている人でも余計な負担がかからない。ぬるめの湯は興奮を沈めてくれるので、不眠症の改善、ストレスの解消効果もある。』
私は、熱い朝風呂後、水シャワーを浴びているので、交感神経がバッチリ働いてくれています!