安保徹先生がパーキンソン病を説明

東京医療専門学校で3年間東洋医学も西洋医学も学んだのですが、西洋医学的にみて、数多くの病気が原因不明であることに驚きます。そのため、症状を軽減することが治療となることが多いのです。前回書いたパーキンソン病も原因不明と学びましたが、パーキンソン病に関して、安保徹先生が下記の通り述べておられます。

『白血球の自律神経支配の法則から考えると、特別な病気ではありません。過労や心の悩み、薬の使用などのストレスから来る自律神経の乱れです。長期にわたるストレスは、交感神経の緊張が慢性化し、血管が締めつけられ血流が悪くなります。脳への血流が悪くなり、しかも黒質組織は神経細胞の中でも特に豊富な血液が必要なため、真っ先に悪影響を受けてしまいます。中年期以降の人は脳の動脈硬化が進むため、スムーズに血液が流れていきません。

その上、増加した顆粒球が活性酸素を放出し黒質の変性にかかわっていると思います。患者さんの様子を観察すると、一途に頑張る人が多く、無理をしてストレスを抱え続け、慢性的な交感神経緊張状態によって病気を発病させていると考えられます。』