くつ下が履(は)けなかった50才代女性患者Bさんの続報の続報
くつ下はもう履(は)けるようになり、左股関節は余りに気になりません。
「先生、今日は肩から首にかけてパンパンなんです❣️」
「あらら、ほんとだ!これは、しんどいでしょ~」
ということで、ベッドに仰向けで寝ていただきます。いつもの様に腹診。
今回は、五臓全てに圧痛点、あるいはコリがあります。こんな時は、最も痛い箇所と2番目に痛いところを確認します。
①脾臓と②肝臓ということで、方針が立つのですが、チョット専門的になるので省略。
最近特に意識していることは、「一鍼入魂」というよりも・・・「一鍼入無」というか・・・Don’t think,feel it. ブルースリーの名言の様な感じです。
鍼を刺した後、目を瞑(つむ)り鍼を持った右手と鍼を支えている左手で「感じています」
何も感じない時もあれば、急に眠くなることも、ピリピリ感じることもあります。
感じることがあれば、患者さんのお腹は柔らかくなっているようです。
Bさんの場合、4~5本の刺入でお腹が柔らかくなりました。お腹が柔らかくなると、ウラ側にある腰も緩んできます。
頭痛持ちのBさん、今回は頭に鍼を刺すだけの山元式新頭鍼療法(YNSA)で治療することにしました。YNSAは今なお進化しています。そのため、今回はその進化形を活用します。
Bさんは、感覚が鋭く素直なので、カラダの反応が素早く出ます。
「あ痛った‼️(中国式での刺入のため、痛みは伴います)・・・・鼻が通ってきました❣️」
「右耳の下から、唾液が・・・すごい出てます。梅干しを見た時みたいな、感じで出てきます❣️」
40分ほど頭に14本刺し置きました。
「は~い、ユックリ起きてくださ~い。」
「あっ、肩が軽くなっています❣️・・・頭が、冴えた感じです~~」
実際、肩から背中にかけて、ゆるゆるになっていました。
YNSAの進化形恐るべし。