成果が上がらない

70才代の女性患者Aさん。側湾症で左腰痛が慢性化しています。普段はコルセットで痛みの抑制をしています。

おおよそ3カ月治療をしていますが、成果が全く上がりません。

当初は会話が進まなく、成果も出ないのでギクシャクした感じでしたが、最近では、普通に会話が出来きるようになっています。

「今日は、いかがですか?」

「変わりありません。」

「腰は、相変わらず痛いですか?」

「はい。」

いつもの会話です。

「う〜ん・・・・・・・今日は、いつもと全く違う方法でやりましょう❗️

Aさんにベッドで仰向けになってもらいます。私は枕元に立ち、

「ここに立っているこの感じと・・・・・・今、足元に来ていますが、この感じ、どっちが感じいいですか?」

「枕元の方がいいです。」

ということで、私は枕元に立ちAさんの首筋の圧痛点2カ所を軽く指先で触れます。

「この状態で、ゆっくりして下さい。もしカラダの方で、何か変化があったら教えてください。例えば、軽く感じたり、重くなったり・・・眠くなったら、寝て頂いて結構です。」

私は、脱力状態でゆっくりと呼吸を整えるだけです。

「少し痛みが軽くなって来ました。」

しばらくして、

「痛みが上に上がって来ています。」

この時、Aさんの左胸部に膨隆(ぼうりゅう)を感じたので、その部位に指を軽く添えました。しばらくして、

「痛みが、無くなりました。」

「それでは、ゆっくりと起きてみて下さい。」

「背中に熱いビー玉があるように感じます。」

「・・・う〜ん、そうしたら、もう一度寝てもらいましょうか?」

再び、Aさんには寝ていただきます。しばらくして、

「熱いのが腰に移動してきました。」

「その熱さは、嫌な感じですか?」

「熱くて少し痛みはありますが、不快ではありません。」

というので、治療を終了しました。

1週間後にも予約を取っていただきました❗️