京都出張治療2日目
鍼が嫌いな60才代の女性患者Aさん。主訴は、肩コリ。
交渉の結果鍼は使わないでの治療となりました。こういう場合は、操体法で治療します。
仰向けになっていただくと、左足の方が2cmも長くなっています。右ききのAさんは、左重心になりやすいため、骨盤が左に傾いているのです。
両足を立て左右に倒し、倒しにくい方から、倒しやすい方へと動いてもらいます。
この時、私はAさんの膝を軽く押さえて、実際には動かない状態を作ります。Aさんは、何となく気持ちがいい程度の力加減で動こうとします。
これが上手くいくと、1回の操法で骨盤は元に戻ります。今回は1回で戻りましたが、やり方を覚えいただくため、2回行いました。
続いて、足指を丁寧に揉む操法。やく15分くらいすると、Aさんは、半覚醒状態になります。これは、カラダが眠り意識はある状態です。この状態になった後は、Aさんの頭側に回り、後頭部をすくう様に持ち軽く指を添える操法。
Aさんは、口をパクパクして半覚醒状態になります。
途中、頭から足の親指に触れる個所を変えます。約30分ほど行って終了。
「首、右が動きやすくなったけど、左はやりずらいわ。」
「そしたら、やりづらい左の方に首をひねってください。私が顔を支えてますから、ゆっくり右の方へひねってみてください・・・・・どうですか?」
「あれっ、左も大丈夫になったわ❣️」
「それにしても、初めての体験だったわ~、生きてるんだか、死んでるんだか・・・・」
と、フワフワしているAさんでした。