生理時、目肩首が痛くて、足が冷たくなってしまう30才代の女性Dさん。頭もクラクラするそうです。
山元先生は、Dさんの左右合谷(親指と人差し指の間)を触診しながら、
「こっちより、こっちですね。」
Dさんは、左より右の方にコリがあるようです。山元先生はDさんのオデコ、正中線より1cm右、生え際より1cm程下の圧痛点に置鍼されます。置鍼のたびに、合谷診をされDさんの「今」の状態を確認されます。
宮崎市の山元リハビリテーションクリニックでの治療(過去2回見学しています)でも、山元先生は、オデコの正中線付近のA点治療がほとんどでした。
小さな水滴が全ての世界を映し出しているように、A点が全身を映し出す水滴と山元先生には見えておられるのでしょう。
3本目の置鍼が終わり、
「今度は、どうですか?」
「目の奥が気にならなくなりました。」
4本目の置鍼のあと、
「今度は?」
「あっ・・・取れました・・・気分がいい!」
Dさん、ニコッと笑顔。
「これと・・・これですね・・・今度は?」
「血が流れるようになった気がします。」
「頭はどうなりました?」
「スッキリしました❣️」
最後の1本だけは、A点ではなく、眉毛に近いE点でした。治療前、浮かぬ顔のDさんでしたが、その明るい笑顔にこちらも、元気を頂きました。