すわってモゾモゾ体操(その1)

すわってモゾモゾ体操(その1)

「足は親指、手は小指」という大原則(重心安定の法則)があります。これは、足は親指側に重心を置くと、無理なく安定し、手は小指を使うと、無理なく効率よく動けますという原則。

これは、大相撲に入門した新弟子が、最初に学ぶことです。すり足は親指でしっかり土俵を噛みます。また、鉄砲(柱に両手を押し込む動作)は、脇をしめ小指側に力を込めます。力士はこの原則が身についていないと、相撲が出来ません。

それほど大事な「足は親指、手は小指」なのですが、最近はスマホを親指で操作している若者をよく見かけます。親指を使い過ぎると、肘が外に出て、肩が張って来ます。これが肩コリの原因の一つ。

そんな方々におススメが今日のモゾモゾ体操です。

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくりと味合うと、いいでしょう。

たったこれだけですが、右手母指球の刺激に効果的、スマホを使い過ぎて縮んだ右手母指球の「体重ストレッチ」です。右手母指球がゆるむと、右肩も連動して、ゆるんで来ます。