3年前から、頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。
「先生、先週は調子良かった。水曜日には、友達と初めて食事に行けた。今までやったら、夜に外出なんか、考えられんかったのに・・・」
「それは、良かった!・・・・頭の後ろに刺したんが、良かったんじゃろか。」
いつものように合谷診をして、頭に置鍼。しかし、Cさんは、アゴに痛みが残っています。そこで、頭の後ろに6本置鍼。
これは、頭頂部から後頭部の正中線上にあるソマトトープ(小さな人型)の、アゴを狙って鍼を刺したのです。
これで、かなり痛みが軽減しました。まだ残っている痛みをどこで取るか・・・
そこで、考えました。以前、
頭骸骨⇄仙骨
下顎骨⇄寛骨(腸骨+坐骨+恥骨)
頚椎⇄腰
といった相関関係を述べたことがありました。⇄は、よく似ていて、圧痛点も相関関係にあると考えます。とすれば、下顎骨あたりが痛いCさんは、寛骨に圧痛点があり、鍼を刺して治るのでは・・・と思い、丁寧に診ていき見つけました。
「痛い!先生、そこ痛い!」
2カ所に4本刺して抜きました。
「先生、消えた!痛みがなくなった。」
長持ちできるように、寛骨の圧痛点3カ所にパイオネックス(円皮鍼)。さて、今回はどの位保つのでしょう?ちょっと、楽しみです。