3年前から、頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。
「先生、先週は、調子が良かったんです・・・けど、昨日、好きな歌手のミニコンサートに福山(広島県)まで行って・・・ショッピングモールで立ち上がったら、床、天井がゆらゆら・・・・調子が悪くなりました。後頭部が重いし、こめかみ、アゴが痛いです。それから、目が疲れて、見えない時があるんです。」
「・・・・そしたら、バランス感覚に関係ある、内耳神経や、目のツボにまず、鍼をしまし、ょう。」
と、いきなり内耳神経、目、耳のポイントに置鍼。その後、合谷診をしながら、頭に置鍼します。
「どうですか?・・・まだ、痛いですか?」
「アゴが痛いです!」
そこで、治療室の骸骨のモデル(トンスケと言います)を、まじまじと見て、Cさんのアゴ(下顎骨)と、ダブらせます。ダブらせたトンスケののアゴに対応するのは・・・・腸骨。
「Cさん、お尻に痛いところがあるか、チェックしますね・・・・どうですか?」
「痛い!」
圧痛点に2寸の長い鍼を3本刺し置き。それでも、まだアゴの痛みが少し残っています。Cさんにその個所を教えてもらい、それが、腸骨のどこに当たるか見当をつけ押圧。
「痛い、先生、そこ痛い!」
Cさんの痛がる個所に2寸の鍼。すると、
「来た!・・・・アゴ・・・痛ない、大丈夫です。」
やはり、腰の腸骨と、アゴ の下顎骨はしっかり対応しているのです。