京都から戻りました
高速夜行バスで、松山に着いたのは5時50分ころ、まだバスが動いてないので、タクシーで「あじさいの杜鍼灸院」に向かい、松山での治療を9時から開始。
草刈りを一日中したため、腰痛となった50才代男性Aさんの症例を紹介します。
2年前から頸椎症といわれ、首肩の調子も良くありません。
「今年最後の草刈りじゃけん、ついつい頑張ってしもうたわい。」
「ありゃ~、それは大変じゃ・・・・そしたら、診させてもらいます。」
いつものように、合谷診(人差し指と親指の間の触診)、上腕診(肘内側の横紋の触診)をし、頭に置鍼をしていきます。腰痛のはずですが、腰には反応がありません。頸椎と胸椎に反応があるので、それに対応する箇所に置鍼します。すると、徐々に首が楽になっていくのが分かります。
私は山元式新頭鍼療法のセミナー中級を修了しただけです。それでも、初級には無かった首診を使うことができます。首の圧痛点を探り、それに対応する側頭部に置鍼すると、首の圧痛点がなくなっていきます。結果、首が軽くなりました。
「あっ・・・・これは、楽じゃ!首がよう動くようになったわい。」
「それは、良かった!そしたら、これから肩甲骨を診ようわい・・・肩甲骨と腰は繋がっとるけん、肩甲骨を丁寧に診たら腰がゆるむし、首もゆるむんよ❗️」
右肩甲骨の圧痛点を丁寧に診ながら、鉛筆で印をつけていきます。10カ所以上見つけ、鍼を刺して抜いていきます。
「Aさん、これで腰はどうですか?」
「あれ!・・・すっかりええがね~・・・嘘みたいじゃ❗️」
「そしたら、もう一回ベッドでうつ伏せになって下さい・・・この石(陶器の丸石)で肩甲骨をマッサージしようわい・・・・」
これは、気持ちが良いので最後の施術としては、最適だと思います。
「あ~あ、これで明日から、草刈りするぞ‼️」
「え・・・あんまり、無理せんといて下さいね~」
ちょっと心配・・・・・です。