肌がツルツルでガッチリした体型の90才近い男性患者Aさんが、初めて来院されました。
右手の小指、薬指、中指がシビレるそうです。Aさんは、剪定(せんてい)バサミを使い過ぎたからだろうとおっしゃっています。
「過去に大きなケガや病気をしたことは、ありますか?」
「特にありません。」
90才近くになって、大きなケガや病気をしていない!凄いことです。
早速、合谷診(人差し指と親指の間の触診)、上腕診(肘内側の横紋の触診)、首診をします。
ご健康のため、圧痛点がなかなか見つからず、やっと右頸椎、左腰椎、右膀胱、左膀胱に反応を見つけ、それぞれに置鍼。ゆるみを確認しました。
「鍼は、速攻性があるんじゃね。」
「そうなんですよ・・・刺した瞬間に反応があって、刺したままにしていると、もっと効いてきます。」
Aさんは、カラダを通して、鍼の効果を実感されたようです。こうなると、シビレのある右手に対する鍼の効果が、上がるような気がします
「これから右手をねらって、オデコに鍼を刺します・・・・・どうですか・・右手?」
「・・・・・・うん?ええかもしれん・・・箸(はし)を使ってみたら分かるんじゃが・・」
「持ってきます・・・(台所まで取りに行く私)・・・これ、使ってみてください。」
「・・・大丈夫じゃ・・・」
ということで、施術は終了。後は置鍼したまま、30分以上待合室でゆっくりしてもらいます。その間、色々とお話ができたのですが、Aさんの健康法が印象的でした。
有精卵を卵油に調理し、それを毎日飲んでおられるそうです。これは、勉強になりました。
子供の頃から、鶏のいる生活をしていた私、いずれは、あんな生活に戻りたい・・・と、思ったものです。Aさんありがとうございます😊
下記は、卵油の作り方です!
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