今回は、12脳神経のうちの、第9番目の脳神経の治療点を紹介しました。9番脳神経は、舌咽神経といい、舌の後ろ1/3の感覚、味覚神経と咽頭筋の嚥下(えんげ=飲み込み)運動、耳下腺の副交感神経に働きかけています。しかも、この治療点が肺の治療点にもなります。ですから、ノド痛、咳止めなどに有効です。
先日、ある患者さんが、夜に咳き込みが激しくなったことがあったそうです。その前日、旦那さんに9番脳神経の治療点をお教えしていたので、旦那さんが治療点に押圧をすることで、激しい発作が治まったそうです。
「先生、おかげ様で救急車を呼ばずにすみました。」
と喜ばれました。これから冬に向け気温が下がっていきます、ノド、鼻、肺が弱い方は、覚えておくと良いと思います。写真のように耳のとんがった所から頭頂部までの線に対して正中線が直角に交わります。その正中線から1cmずつ左右に平行線が引けます。頭頂部から生え際までのこの平行線に12脳神経の治療点が並んでいます。9番目の舌咽神経は、写真の黄色点となります。
ここを爪で押圧する方法は、YouTube に載っています。