クスノキのコブ再び

2年間右母趾球を蹴(け)って歩けなかったのが、出来る様になった70才代の女性患者Aさん。1週間後の本日来院されました。

「先生、これ見て!」

「・・・・・すごい、蹴(け)ってる!」

足の甲にパイオネックス(円皮鍼)を貼っていたのが効いたのかも知れません。以前なら1~2日で元に戻っていたのですが、1週間持ったようです。実際、Aさんの治療以降、鍼を足の甲やウラにパイオネックス(円皮鍼)を貼って治療することが多くなりました。今後は、益々この傾向が加速していくと思います。いくら足に置鍼することが多くなっても、山元式新頭鍼療法(YNSA)に変わりないので、自由に研究してみようと思います。とにかく、患者さんの言うことに素直に耳を傾ける以外ありません。

改めて待合室にクスノキのコブを並べて、ゆっくり歩いて足を刺激してみました。これはいいです、効きます。以前にも言いましたが、クスノキは英語ではカンフルツリー、つまり「元気の出る木」なのです。コブにあるイボイボからは新芽が出て枝になろうととします。それを人為的に取るとイボイボのままになり、翌年に再びイボイボができ新芽を作る・・・・これを繰り返して、大きなコブが出来上がるのです。クスノキ のコブはイクラやタラコのようなエネルギーの源(みなもと)なのです。

このコブの道を歩くだけで、足ウラがポカポカしてきます。バランスを取ろうとする無意識の動きはカラダの歪みを取って行きます。今後とも、暇な時(ヒマが多いのです・・・)このコブで遊んでみます❣️