70才代の女性患者Aさん、生まれて初めて歩くことが出来ない程の腰痛、大腿部痛になり、病院では、脊柱管狭窄だと診断されました。数ヶ月前から、右膝付近に虫が這(は)うような違和感があったそうで、やはり、痛みは右側のみだそうです。ところが、足の合谷診(第一中足骨と第二中足骨との間の触診)では左側が痛いそうです。そこで、左側から治療をします。
膝診(膝窩横紋周辺の触診)
左頸椎:#7
左胸椎:#11
左腰椎:#2、#3
左大脳:圧痛あり
首診
左肝、左胆、左脾、左小腸
上記に対応する足の治療点(足の治療点に関しては、まだ不明な箇所があるので、まだ発表できません)に、パイオネックス(皮内鍼)を5個貼ると・・・
「先生、熱くなってきた・・・・服脱いでいいですか・・・・汗が出てきた!」
突然の発汗に慌(あわ)てたAさん、服だけでなく、思わずズボンも脱ぎそうになるので、
「あの・・・そこまでは、しなくていいと思います・・・」
「ああ、そうか・・・・でも、コルセットは、はずします。」
Aさんの体温上昇は、客観的に見ても明らかです。顔色が良くなり肌つやがピカピカとしてきました。
「先生、何か良くなっている感じがする。」
「良かった・・・自律神経と内臓を整えたので、血流が良くなったんだと思います。これから右太ももの痛みにパイオネックスを貼りますね・・・」
これは、最近見つけた足の治療点です。3カ所に貼ると、
「先生、軽くなった・・・・・先生、白内障なんかは、治るんですか?」
「はい、治療点ありますよ・・・・切ったり、貼ったり以外は、対応出来ますよ。目は両目ですか?」
「左の方が曇りが多いんです。」
「それでは、左目から(オデコの治療点に刺鍼)・・・・・・」
「鼻が通った!」
『あら?間違えた・・・・よ~く、見て・・・・やっぱり、鼻の治療点に刺した。』
「Aさん、鼻に刺したみたい・・・・左目狙いますね・・・・・どうですか?」
「・・・・・先生、あれどしたん・・・・目がパッチリする・・・・私ね・・・年と共にマブタが少しずつ下がるん気にしてたんじゃけど・・・・目が楽!」
「今度は、右目・・・・どうですか?」
「・・・・・こっちも、楽、パッチリする。」
「鍼を抜いたあと、パイオネックスを貼っときます・・・・今度は、腰を狙いますね。」
右側頭部に置鍼7本。
「これでどうですか?」
「先生、ウソみたい・・・・あんなに、痛い痛いいよったのに・・・どしたんじゃろ・・・・」
「これは、山元先生が1日に200人から300人と患者さんを診て、見つけたツボなんです・・・・そうじゃ、山元先生のYouTubeを作ったので、見てもらえますか?」
ということになり、一緒に見てワイワイしました。おしまい。