高速道路を1時間30分かけて来院

 

高速道路を使って1時間30分の距離から来られた70才代の女性患者Aさん。松山市に用事がある知人の車に乗って来院されました。2年前から両膝が痛くなり、正座が出来なくなりました。特に右膝が痛くイスから立ち上がる時に痛くなるそうです。鍼による治療は初めてなので、緊張しておられます。

 

合谷診(人差し指と親指の間の触診):左が痛いので左の上腕診、膝診を行う

上腕診:頸椎、腰椎、小脳

膝診:頸椎#1~#7(2)、腰椎(#1~仙骨)(4)

首診:左肝(1)、左胆(1)

(  )内は置鍼の数

Aさんは、1本置鍼するたびに、診断点の圧痛がなくなるのが不思議なようです。8本の置鍼で全ての診断点の圧痛はなくなりました。次に痛みの強い右膝の治療を始めます。耳下の出っ張り(乳様突起といいます)の下の圧痛点に3本置鍼。

「これで、膝どうですか?」

「随分軽くなりました。」

Aさんは、軽くなっていく膝を不思議に思いながら、歩いています。次にトルコのテクチ先生から習った側頭部の治療点に3本置鍼すると、今度は左膝より軽くなったそうです。この段階で、鍼の効果をはっきりと確認されたようです。後は、足に見つけた治療点を硬式ボールを使って気持ちよく押圧して、セルフケア出来るように指導しました。遠くから来院されているAさんには、出来るだけセルフケアで膝の痛みを取ってもらいたいのです。

「どうですか?」

「・・・・左右が同じくらい軽くなりました。」

この時点で、治療終了とし、後は「なんで頭に刺して様々な個所の痛みがとれるのか?」の講義をしたのでした。