オデコのA点紹介

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、A点という額(ひたい)の正中線より1cm外側にある治療点があります。これはA1からA7まであり、A1は頸椎#1に対応し、A7は頸椎#7に対応します。A1は生え際から1cm上になり、A7は生え際から1cmあるため、A1からA7の長さは2cmほどになります。

宮崎のセミナーで山元敏勝先生が治療をされていたのを、見学した時全ての治療においてこのA点を使っておられました。全てA点だけで治療されていたこともありました。そのため、鍼(はり)は、オデコの生え際に密集していました。そこで、教科書に書いてあるA点の適応症を紹介します。

1)外傷、捻挫、または術後の除痛

2)頭痛、偏頭痛

3)頸椎症

4)頸椎捻挫

5)めまい

6)肩甲部痛

7)脳障害によるいろいろな症状

8)顔面麻痺

と多岐に渡ってあります。1)の外傷、捻挫があることを知りませんでした。改めて、この教科書を勉強する必要があると痛感しました。次回から、確認を含めて内容をご紹介しようと思います。