体調管理で来られたAさん

「今日は、どこも悪いとこ、ないんじゃけど・・・足が冷たいんよ。」

高校の同級生のため、気楽に会話できます。ベットに仰向けで寝てもらいます。左足の方が10mm程
長くなっています。Aさんは、右利きのため、左足に重心がかかり気味になるため、骨盤が左下がり
になる傾向があります。

筋膜の深層部に刺激を適度にあたえると、一瞬でカラダがゆるむ事があります。筋膜は浅層部、深層部の流れがあり、深層部のデイープ・フロント・ラインのポイントに刺激を与えてみました。
写真に印を付けたところ、後斜角筋、腸骨筋、内転筋に親指で軽く触れ、体重をかけます。

「痛っっっった〜〜」

少しがまんしてもらいます。すると、足の長さがそろいました。
今度は、腹診です。おヘソの周りを軽く押していき、圧痛、硬結の感覚をチェックします。
どうやら消化器系が、お疲れのようです。
足が冷えており、ふくらはぎから、足の親指にかけての圧痛点に、鍼とお灸。
それから、八風という足指の間にお灸。足の裏の筋膜はがし。

そのあと、ユックリと足の指をもんでいきます。約20分間、丁寧にもんでいくと、

「じぶん(この場合、佐伯)の手が普通の温度に感じるようになった。最初は、熱つう感じとったけど、
ということは、ワシの足が温くなったんじゃな〜〜」

と、気持ちよく帰られました。