山元式新頭鍼療法の凄さ

70才代の男性患者Aさん、趣味の乗馬で馬の背中に鞍(くら)を乗せようとしても、途中から力が入らず乗せることが出来なくなりました。その日は、周囲の人達に手伝ってもらいやっと乗馬が出来ました。

「先生、急に腕が上がらんようになって、重いもんを上げようとしたら、カックンと全然上がらないことになってしもたんです・・・・年が来てしもたんやろか?」

自信のない声の電話をお受けしました。

「・・・・・・分かりました・・・明日、お越し下さい。」

ということで、Aさんの来院が本日となりました。いつものように、自律神経と内臓を整えて最後に両肩の治療点に置鍼することにしました。下記がその結果です。

合谷診:(人差し指と親指の間の触診)左→左上腕診と左膝診を行う

上腕診:脳幹(0)

膝診:左頸椎#6、7(1)、左脳幹(1)、左大脳(1)

首診:右肝(1)、左肝(1)、左心(0)、左大腸(0)、左脾(0)

5本の置鍼で自律神経と内臓が整いました。

自律神経と内臓を整えるだけで、Aさんの肩周辺がかなり改善されました。そしてC点というオデコにある肩(三角筋)の治療点に置鍼すると、

「先生、(肩が)上がります・・・・力も入ります。」

とAさんが心配していた加齢による可動域低下は考えなくても良くなりました。山元式新頭鍼療法の凄さを改めて感じました。