鍼灸院を経営していて感じるのは、「鍼は痛いし、お灸は熱いので苦手」という感覚の人が多いという事です。確かに私の使用している鍼は、直径0.25mmで一般に使用されている1番鍼が0.16mmなので、刺入時は痛いことが多いのです。ただ、最近始めたお灸は、世界で最初に麻酔手術を行った華岡青洲の考案した紫雲膏をたっぷり皮膚にのせてモグサに火をつけるので、熱くありません。それでも効果があります。また、私は頭に鍼を刺しますが、刺した後は気持ち良さがあり、即効性があるので、一度体験するとほとんどの人が好きになります(金属アレルギーの方は、無理です)。しかし、それでも敷居が高いようで、1日の来院数は、4人弱です・・・何とか生活出来る程度です。そこで、患者さんからある提案がありました。
「先生、5分無料で中学生を休ませてあげたら、絶対いいですよ!」
確かに、スマホやタブレットばかり見て、カラダも歪んでいる中学生に門戸を開くのは、高い敷居を低く出来るチャンスかも知れません。そこで、写真のように、
「スマホ疲れのアタマと歪んだカラダを畳の上で心地よく正しましょう 5分間無料」
とキャッチフレーズを考え、下絵(字?)を作りました。津田中学校の生徒の通り道なので、読んで興味を持ってくれると良いのですが・・・・アイデアを出してくださった患者さんは、まずは身近なことで解決する事、それが色々な展開を生み出すとおっしゃっていました。9月から学期が始まるので、どういう展開になっていくか興味あります。