「セイタカアワダチソウなのかな?くしゃみが激しくて・・・」
と、来院されてすぐに60才代の女性患者Cさんがおっしゃいます。後で、セイタカアワダチソウと花粉症の関係を調べてみると、セイタカアワダチソウに似たブタクサが花粉症の原因だと説明がありました。Cさんは、このブタクサのアレルギーの様です。こんな時、山元式新頭鍼療法(YNSA)の鍼灸師はどうするでしょう?
それは、かんたんです。まずCさんの手のひらを見て、血色の悪い側を頭に入れます。Cさんは左側です。オデコの中央部の正中線から1cm左の正中線に平行な線上にその治療点はあります。「耳の一番高いところの延長線上」と「正中線から1cm左の正中線に平行な線上」の交差した点を12番とします。そして「生え際」と「正中線から1cm左の正中線に平行な線上」の交差した点を1番とします。その9番目にあたる治療点が、ブタクサアレルギーの治療点となります。ここは、肺と舌咽神経の治療点なので、一発で効きます。Cさんに1本置鍼すると、くしゃみはそれ以降全く出なくなりました。
「鼻水が出てたのに・・・・ぜんぜん出なくなりました!」
と、Cさんがニコニコ顔でおっしゃいます。以前、ご夫婦で来院されていた患者さんで、奥様が夜中に喘息発作をすることがあると言われいたので、ご主人にこの治療点をお教えしました。
「先生、あのツボが効きました。お陰さまで救急車を呼ばずにすみました!」
とのお言葉をいただきました。この治療点を覚えておくと便利です。親指の爪で刺激するだけで、効きます。また、YouTube のように、タッピングをしても効きます。