干し柿とぬか漬け

友人から戴いた渋柿を干し柿にしました。南向きの部屋は、お隣さんが家を解体されたため、明るい日差しが入ってきます。干し柿には一番良いところでしょう。30~40日は干す必要があるそうなので、来月中旬ころに食べらそうです。剥(む)いた柿の皮は、ぬか床に入れることにしました。

小説家、古谷永塔子さんが「今夜、ぬか漬けスナックで」というぬか漬けに関わる本を出されておられます。その古谷永さんが、柿をぬか漬けにしてその感想を下記のように述べておられます。

「この前は、柿を漬けてみました。ガリっと固めの柿をぬか床に漬けると、程よくやわらかくなり、生で食べるよりも甘味が増したように感じました。

皮を剥いて漬けましたが、皮ごと漬けても。“皮がぬか床の味を良くする”という説もあるそうです」

今日ぬか床に入れた渋柿の皮が、深みのあるぬか床になっていく予感がします。古谷永さんによると、アボカドをぬか漬けにしても美味しいようで、何とチーズや茹で卵も入れて楽しんでいるようです。ぬか漬けは本当に楽しい!

私の手のひらの常在菌が、ぬか床で成長して私のお腹に入ってくれるのです。ぬか床は手をかけ過ぎても良くないし、放っておいても良くないそうです。昨日友人から戴いた無農薬の大根が、いい塩梅に漬かっているはずです。私は、ぬか床をたっぷり付けたままの大根を洗わずに食べています。ぬか床のぬかを水で洗うのは、もったいないのです。ぬか床そのものが乳酸菌の宝庫ですから。私はぬか漬けの初心者ですが、暑い夏を想定して色々試行錯誤して楽しもうと思います。