1年前の今日(2月3日)初来院の60才代男性患者Aさん、当時、1週間ほど後に左膝下の脛骨(内側の大きな骨)にくさびを打つような手術(O脚治療)を予定していました。ところが、友人の勧めで当院の治療を受けることになりました。1回の治療で膝の痛みがなくなり、2日間その状態が続きました。
「これは、もしかして治るかもしれん。」
と思い、手術の中止を病院にお願いしたそうです。その後、週に1度のペースで来院され、痛みのない日が2日続くという状態が1ヶ月程あり、徐々にその間隔が長くなっていきました。Aさんの治療は、頭に置鍼した後、見つけた足の治療点にお灸をするのです。Aさんの素晴らしいところは、せんねん灸を自ら足に毎日やっていったことです。
そのため、3ヶ月経つと2週間に1度のペースとなり、8ヶ月後の10月からは月に1度のペースになりました。そして、この3ヶ月は鍼治療をやめて、操体法を中心に治療をしています。Aさんは、大好きな野球を普通に出来るようになり、来月の治療後、その日の夜、野球仲間とフェリー船に乗り三重県まで野球の試合に行かれるそうです。
「鍼灸師になって良かった!」
とつくづく思うのです。