長距離運転の仕事が入ったので、体調管理のため来院された30才代の男性患者Aさん。Aさんは、置鍼後の反応が早いのです。
「先生、全身が疲れとるんじゃけど、特にふくらはぎ・・・・長距離運転するけん・・・診てください・・・・前回の花粉症の治療で、花粉症良くなりましたわ!」
「それは、良かった!」
前回は目と鼻の治療点(オデコ)と、肺、舌咽神経の治療点(頭頂部)に置鍼したあと、オデコにパイオネックス(円皮鍼)を4個貼ったのが効いたようです。次回から花粉症の患者さんには、パイオネックスをおすすめしようと思います。Cさんの自律神経と内臓の状態を整えたあと、やはり両ふくらはぎに張りが残りました。このふくらはぎの張りにはデルマトーム(皮膚分節)を考慮した置鍼が一番効きます。写真で見るとブルーのS2の個所です。このS2の治療点が耳の前面(D点)にあり、正確に置鍼すると一瞬で緩みます。
「先生、鍼が刺さった瞬間、ふくらはぎに血が通うのが分かりましたわ。」
反応の早いCさんは、左右2本の置鍼で緩みました。全ての患者さんがCさんのような反応ならば良いのですが・・・・決してそうではありません。本日の急患の男性患者さんは、全く反応がないような状態でした。なぜこんなに違いがあるのかを考えるのは、次のステップとして必要なことだと思います。こういう壁に感謝です。