ヒマワリについて語る前に、中学校レベルの理科の授業に戻り、植物分類から始めてみようと思います
植物の中で種子をつくる「種子植物」のなかで胚珠が子葉に包まれている植物を「被子植物」といいます。
被子植物のなかには、子葉を2枚もつ「双子葉類」と1枚しかもたない「単子葉類」があります。
そして、双子葉類は、さらに「合弁花類」と「離弁花類」に分けられます。
タンポポやヒマワリの花は確かに、花びらが1枚1枚離れているように見えます。
しかし、これらの1枚の花びらのように見える部分は、何枚もの花びらがくっついた花なのです。このような花の1つ1つを「舌状花(ぜつじょうか)」といい、タンポポやヒマワリは舌状花がたくさん集まってできています。ヒマワリの周辺に黄色く咲いている花ビラ一本一本が、舌状花となります。そして、中央部の種が出来る部分が、筒状花と呼ばれる上の写真にある様な独立した花の集合体になるのです。大きなヒマワリになると、1500個もの種が出来るそうですから、巨大な花の集合体であることが分かります。
実際にヒマワリを育てて、ほんの少しヒマワリが分かってきました。ありがとうございます!