ギックリ腰寸前の患者さん

40才代の男性患者Bさん、2日前歩行中に、腰が抜けた様な状態となり、ギックリ腰寸前となりました。前屈みがしづらく、無意識に両手で腰を保持しています。恐る恐る歩行しているのが分かります。治療用回転イスが低いため、もう少し高いイスに変えることも出来るのですが、低いイスでも大丈夫だそうです。

合谷診:左

膝診:頸椎#2、#3、#4、

上腕診:腰椎

首診察:左三焦

置鍼:左A点、左D点、左三焦治療点(頭頂部)

基礎治療後、12脳神経の#6(三焦・外転神経)に置鍼。これで、左側の腰痛がかなり軽減しました。次に痛みが強い右腰を狙って右D点に置鍼。右側の腰痛もかなり軽減。ここで、デルマトームの絵を見てもらい痛みの残っている部位をチェックしてもらいます。ちょうど胸椎#11、#12あたりに痛みが残っているので、左E点#11~12あたりの圧痛点に置鍼。

これで、ほぼ痛みがなくなりました。10→1。次回の来院を促すも、「はい分かりました・・・でも、大丈夫そうです。」と軽快に帰宅されました。後日、職場の同僚が患者さんとして来られ、「Bさん、翌日から元気に普通にやっていました。」との情報をいただきました。