患者さんから、
「先生に贈り物があります(今日は、クリスマス!クリスマスプレゼント)。」
と、正岡子規の和歌の自筆を完全な形でコピーした短冊をいただきました。子規がなくなる3~4年前のものですが、勢いがあり、またバランスがとてもいいのです。
ベースボール 打ちはづす球キャッチャーの手に在りてベースを人の行きがてにする
とあり、升(のぼる)と名を書かれています。明治31年に詠まれた和歌ですので、病床に伏しておられた正岡子規ですが、野球を楽しんでいた子規の一場面が蘇ってきたのでしょう。打ち損なったボールをキャッチャーに取られ、つぎのベース(1塁)にいけなかった悔しさを詠んだのだと思います。
あじさいの杜鍼灸院に来られた方、子規の素敵な世界に出会えますよ!