もう一度、ハイヒール

前回に続いて、ハイヒールの歴史を少し紹介します。

『なぜハイヒールが糞尿などの汚物を踏まないために活躍したのかというと、中世ヨーロッパの街は汚物まみれだったからです。当時は下水道などがまだ整備されていなかったことから、糞尿を便器に貯めた後、川や排水溝にそのまま捨てていました。時には道路へと汚物を捨てようと、窓から直接こぼす住民もおり、歩行者に糞尿がかかることもあったのです。

また、都市によっては道の真ん中が窪んで溝状になっており、この溝に糞尿などの汚水、生ごみなどを捨てていました。その溝の先は大抵が川であり、この時代のヨーロッパの川の水は濁り、衛生状態は非常に悪い状況でした。川の水が生活用水として利用されることもあったことから、疫病などが蔓延することもあったのです。』

上記のように中世ヨーロッパは非常に不衛生でハイヒールが必需品だったようです。このような歴史のハイヒールを日本人が履く必要はないと思います。いかがでしょうか?