お灸

9日間で5回来院の70才代の女性患者Cさん。本日は2日連続で来院されました。去年の9月から左肩が上がらない五十肩。それだけでなく、Cさんは、頭痛持ちで鼻の調子も悪い。様々なストレスもお持ちです。

「先生、生き返った感じ。昨日なんか、カラダが軽くて朝からよく動けるの。ここに来る前は、腐った大根だったのに、芽が生えてきた感じ。」

「えっっっっっ、腐った大根だったの」

ご自身を「腐った大根」と表現されることに驚きました・・・色々、お話を伺っていくと、四国中央部の山間部で自給自足に近い生活をされておられたのが原体験。その頃のお話をボツボツと話して下さるのです。その生活と、私が幼いころの生活とが重なりあう部分が数多くありました。

「鍼とお灸、どちらにしましょうか?」

「昨日のお灸が良かったので、お灸で。」

ということで、2日連続でお灸をすることになりました。最近は、お灸治療が徐々に増えていています。施術をしながらその理由を探っていきたいと思っています。

Cさんの五十肩は、初診で痛みは取れたのですが、まだ挙上はできません。今回の治療時、まだ痛みは少し残っています。それを、足に見つけた治療点にお灸をすることで、痛みは無くなりました。この治療点は、昨日の80才代の女性患者さんにも効き、

「先生、肩が柔らかくなった!」

との声をいただきました。今後とも、症例を増やしていきます。