肉食はダメ?

石原医学大全に肉食が好きな方には、嬉しい一節があるので、ご紹介します。なにも闇雲に肉食を否定することは、無いようです。

『日本とアメリカで通算28シーズンに出場メジャーでは 262安打でシーズン最多安打記録を打ち立てたイチロー選手。オリンピック体操2大会個人総合優勝、4大会出場、世界選手権6連覇の偉業を打ち立てた内村航平選手。日本が世界に誇る超一流のアスリートのお二人には興味深い共通点があった。

1つめが「野菜嫌いの肉好き」。

2つめが「体質」だ。お二方とも色白(イチロー選手はさらに細身)。漢方医学でいうところの「陰性体質」で体が冷える傾向がある。

お二人ともご自身の体と常に対話し、「本能」の声を忠実に受け取った結果、体を温める作用の強い肉を好むようになったのだろう。

さらに内村選手は一日一食主義のとのことで、肉中心の食生活にしろ、食事回数にしろ、西洋医学や栄養学の推奨する内容からかけ離れている。それでも、このいやそれだからこそ偉業を打ち立てられた。

1997年に122歳で亡くなったフランスのジャンヌ・カルマンさんは嫌いなものは一切食べず、好きなものしか食べなかった由。嫌いな生野菜は全く食べず、好きな肉、チョコレート、赤ワインだけで122歳の長寿を全うしたという。漢方の陰陽論で考えると、ジャルヌさんは陰性体質(冷え性)であったゆえ、陰性食の生野菜を嫌い、陽性食の肉、チョコレート、赤ワインを好んで食べたのだろう。決して健康に良いとは言われない「肉」「チョコレート」「アルコール」で長生きしたのは「少食」であったためと推測される。』