人は変わる
私は、文章を書くことができない人でした。私の元嫁は、アメリカ人のライターで、あっと言う間に文章を指先で飛ぶように描いていました。文章をかくことが出来ない私は・・・・友人に手紙を一所懸命書こうとしても、書けなくて半日過ぎることがありました。もっとも、そんな半日をいただく生活が出来たのは有り難かったですが、元嫁はそんな馬鹿な私を、馬鹿にしていました。
そんなある日、
「あんた、筑波大の野球の先輩から」
と、アメリカ人の元妻ですけど、日本語が私より上手な元妻が、関東人が関西に移住して関西弁ぽい日本語を話すような変な関西弁で伝えてくれました。
「佐伯、何か書いてくれないか?」
「はい、分かりました。やります。」
と、文章を書けない私が、お世話になった功力監督のため、必死で書いたのです。文章を書けない人が、もがきながら・・・・・でも、書いていくうちに、文章を書くのって結構面白いと思い始めたのは、事実。
で、何とか形にしたのです。それを、功力先生は面白がってくださいました。そのお心が今の私に伝わっています。「功力先生、先生のおかげで文章を書くことが出来るようになりました。本当にありがとうございます。」