指先のタッピング(軽く叩くこと)

私が20才代の頃だったか、30才代の頃だったか導引術に興味をもち、短時間でしたが、ある教室で学んだことがあります。ほとんどの事は、忘れましたが唯一しっかり身に付いたのが、指先のタッピング。

(今回のYouTube は、このタッピングが出てきます。興味ある方は、どうぞご覧ください)

 

脱力した指先が道具となり、患者さんの頭皮を刺激します。脱力した垂直の指先が頭皮に当たると、血流の悪いところに、ピリピリした痛みが生じます。それと同じ痛みを施術者の指先も感じるため、患者さんの痛みと痛みの個所が分かります。そのため、

「ここ痛いですね。」

「はい・・・???」

といったいった返事が返ってきます。こういう時は、

「私も、同じ痛みを指先で感じるんです・・・・だから、分かります。」

と説明するようにしています。とここまで書いて、何故同じ痛みを感じるのか・・・・・今まで考えたことが無かったことに気付きました。「指先 感度」で検索すると色々情報を提供してくれますが、よく分かりません。とにかく、人間の指先は高度なセンサーである事に間違いありません。

ここで、少し寄り道。

最近、患者さんの足にパイオネックス(皮内鍼)を貼って、患者さんには、そのパイオネックスに軽く触れて「ぼっ~~」とするように指導しています。また、当院の治療では、私がパイオネックスの上に軽く指先を触れる治療します。これは、効果が直ぐ出て患者さんからも好評です。

これは、指先から出る静電気と関係があると思います。冬になると衣服などの摩擦でカラダに静電気がたまり、ドアノブなどに触れると「バッチ!」と乾いた音の静電気が流れることがあります。この静電気、自然素材ならばゆっくりと流れるため、快適です。当院は天井、壁、床全て自然素材の板張り。私は床に座り込んで治療をしているので、アースをしていることになります。

静電気=気ですから、患者さんと私が指先を介して気を流しているのだと思います。

本題に戻ります。

指先は、高度なセンサー。タッピング(軽く叩くこと)でセンサーが感度良く働くのだと思います。タッピングしながら、痛みの変化を感じとれます。是非ともお試しください!

 

花粉症対策(その2)

患者さんの中には、花粉症で鼻がつまったり、目がかゆくて、しょぼしょぼしている人がいます。私は、まだ花粉症の患者さんを治した事はないので、明確な治療法は言えませんが、山元式新頭鍼療法(YNSA)で、肺、大腸、鼻、目の治療点があるので、それらの治療点を刺激する方法は、お教えできます。

今年から来年にかけて、花粉症治療を少しずつ研究してみようと思います。どうしても、腰痛、膝痛などで来院する患者さんが多く、花粉症を治しに来る患者さんは、いません。実際、鍼灸は運動器系(神経、筋肉、骨、軟骨などで構成されて、身体の支持や移動そして、内臓を保護する器官)の治療だけしか出来ないというイメージを持っている人が大半だと思います。

ところが、外科的手術以外は、ほとんど対応出来ます。それを証明するためにも、花粉症治療が確立出来ればもっと、世に広まると思います。実際、YNSAの先輩治療家は花粉症治療をしておられます。昨日の「花粉症対策」で、述べたように西洋化した食事を本来の日本の食事に戻して、腸内環境を良くしながら、YNSA の治療で花粉症を治療することが、今の日本に必要なことだと思います。

薬に頼らない花粉症セルフケアの提案

①感覚点(目、鼻)の刺激

②治療点(肺、大腸)の刺激

③刺激方法・タッピング2種類

明日、これでYouTube を作ります。

花粉症対策

今年は、杉花粉が多いので花粉症の方は、大変です。私は、まだなったことがないので、どんなものか本当には分かりません。そこで、足立・有馬小児科神経内科の先生が書かれた文章の一部を掲載して、理解を深めてみようとおもいます。

『なぜ腸内細菌の異常がアレルギーの発症を起こすのかという話を理解していただくために、簡単な免疫の話をします。まずアレルギー反応を引き起こすのは、リンパ球という白血球の一部です。私たちの体内には、生まれつき、免疫を強めるリンパ球と免疫が行き過ぎないように抑えるリンパ球があり、このバランスが取れていることで、私たちは重い感染症にかからず、ひどいアレルギーにも悩まされずに生きています。この免疫を抑える方のリンパ球をTreg(制御性T細胞、ティーレグ) と呼んでいます。つまりアレルギーを発症する人はTregが少ないため、免疫反応の抑制が効かずアレルギーを発症すると考えられます。逆にTregを増やすことができれば、アレルギーを抑えることができると考えられます。現在のところ、このTregを増やすのに関わっているのが、腸内細菌叢の中で酪酸(らくさん)を産生する酪酸菌と考えられています。酪酸菌によって腸内で作られた酪酸は、腸の粘膜を通過し、腸管内のリンパ組織に働き、Foxp3という遺伝子の発現が増加した結果、Tregが増加すると考えられています。よく耳にする乳酸菌ではなく、酪酸菌です。全身のリンパ球は循環していますので、腸管内で増えたTregは体中に循環し、花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などの症状を抑制してくれると考えられます。

では酪酸菌をおなかの中で増やすにはどうしたらいいのでしょうか。酪酸菌を多く含む食材を食べ、酪酸菌のエサとなる食物繊維をたくさん取れば、腸内で酪酸菌を増やすことができます。酪酸菌を多く含む食物といえば、ぬか漬け、ナチュラルチーズ、納豆等です。

(中略)

近年、小児の患者さんのうちでアレルギー疾患をもつ方の割合は急速に増加しています。

3月から5月の春先には、患者さんの約半分位がアレルギーがらみの症状で受診されることも稀ではなくなりました。今、私たちの食生活は肉食が多くなり、野菜摂取、海藻摂取が不足しています。アレルギーとはほぼ無縁であった私たちの父母の世代は、玄米を食べ、野菜を食べ、おやつといえば蒸したイモやイリコで、家で漬けたぬか漬けを食べ、今よりも確実に多くの発酵食品と食物繊維をたべていました。その頃は、アレルギーが健康上の問題になることは、ほとんどありませんでした。日本人は欧米人に比べて、酪酸によってTregが誘導されやすいとするデータもあるようです。うちの子はアレルギーだからしかたないとあきらめる前に、もう一度、食生活を見直して、薬に頼らず、アレルギーを自力で改善するようにトライしてみてはいかがでしょうか?』

とあります。西洋化した食事を本来の日本の食事に戻して、腸内環境を良くすることから始めなければならないようです。花粉症の人は、情報としてこのようなことを知っておられると思いますが、ついつい、病院で処方された薬に頼るのだろうと思います。

鍼治療は、元々カラダが治ろうとするのを、手助けする一つの手段です。そのため、食生活の改善と共に、自律神経や内臓を整える山元式新頭鍼療法(YNSA)は非常に効果的だと思います。

モモ(メス猫)3日目

 

生後5ヶ月のメス猫・モモが帰ってきて3日目

一番落ち着くのが、戸棚の中。身を隠すには最高の場所なのでしょう。こちらの思惑など関係なく、せっかく用意した猫タワーは見向きもしません。しばらくは、持久戦が続きそうです。横隔膜ヘルニア(横隔膜に穴があき、腸が肺の方に入っていました)の手術をしたり、ワクチン注射をしたりと、短期間で色々な経験をした上で、ちょっとだけ知ってるおじさんの家に舞い戻ったのですから無理もありません。

里親のKさん宅で初対面の時は、膝に乗ったので、今回も・・・と思い、戸棚から引きずりおろそうとしても、生後5ヶ月にもなると、力強く踏ん張り、なかなか外に出せません・・・・握力が女性並みなのが、もう一つの理由ではあるのですが・・

ただ、ひたすら撫(な)で撫(な)でとネズミ人形でお遊び・・・・ちょっとだけ、遊んでくれます。

60才半ばのおっさんが、生後5ヶ月メス猫に振り回され、一喜一憂していて、恥ずかしい限りです。

まだ、3日目。

ボチボチ・・・

昨日、山元式新頭鍼療法(YNSA)紹介のYouTubeを作りました。YNSAを全く知らない人のために、分かりやすく作りました。良かったらご覧ください❣️

リモート勉強会(最終回)

 

 

日本の住まいの成立 ー東アジアの森と民家造りー

筑波大学名誉教授、安藤邦廣先生によるリモート講義の第6回(最終回)が午後1時

から4時30分までありました。非常に興味深い講座なので、何を紹介しようか迷いますが、下記の一点に絞ります。

板倉構法への展開

その字の通り、板倉とは、板で作った倉。安藤邦廣先生は森林の保全と国産材(杉)の活用を目的として、板倉構法の普及活動をされています。その内容は、

①大工技能を生かし板を継承する

②資源が循環し、耐久性に優れたストックとなる

③木材の持つ優れた断熱性、調湿性、防火性を生かした屋内環境、梁ない家を作る

①は、杉を伝統的な技術を身に付けている大工により、曲がった材でも利用できるようにする

②は、戦後、政府の政策として行われた植林で、50~60年ものの杉が、余った状態(十分にストックされていると肯定的に考える)。これらの資源をうまく活用することで、100年の耐久性にする。

③は、厚さ24mmと30mmの太い杉板を合わせて、壁を作り800℃の火で30分燃やし続ける実験を行った結果、杉板に含まれる水分(15%)のおかげで、燃えることなく、また壁を隔てた空間では30℃までしか温度が上がらなかったため、国土交通省から防火性を認められました。この結果を踏まえて、2011年の東日本大震災の仮説住宅を板倉構法でおおよそ200戸建設。100人の大工で2ヶ月用しました。

杉の木の持つ柔らかで癒され、設置された縁側では、ご近所同士の会話が弾む素敵なコミュニティーが出来ました。仮設を終えたこれら材は、西日本での大水害でも岡山県総社市が、再利用し再び素敵なコミュニティーを作り出しました。

今後は、コンクリートで囲まれて家屋が、次々と杉材へと移行していくことを、期待しましょう。

撫(な)で撫(な)でオキシトシン

美少女猫のモモが、帰ってきました。里親のKさん宅にずいぶん慣れていたのに、突然こちらの都合で、インコがギャーギャーとうるさい部屋に再び引っ越して来ました。我が家は、2部屋プラス台所。台所と畳部屋がモモのテリトリーになります。その6畳の畳部屋の片隅にトイレを作ったのですが、トイレを押し退け隅っこに居場所を作ったまま、じ~っとしています。水もエサも食べないでじ~っとしています。

 

そこで、モモをつかみ出し、頭を撫(な)で撫(な)で大作戦。ここで山元式新頭鍼療法(YNSA)の鍼灸師としては、治療点に丁寧な撫(な)で撫(な)で。これがずいぶん効きました。調子に乗ってカラダの撫(な)で撫(な)で・・・・嫌がるモモは逃げましたが・・・・ちょっと、メドが立った気がします。

オキシトシンというホルモンは、撫(な)でると分泌されます。このホルモンとは、

オキシトシンは9個のアミノ酸で構成されるぺプチドホルモンの一種で、脳の視床下部で生産され、脳下垂体から分泌されます。

オキシトシンは赤ちゃんが乳頭を吸引する刺激によって、分泌が促進されます。すなわち、ママの母乳を出すためのホルモンです。また、オキシトシンは子宮平滑筋を収縮させることで、出産時は陣痛を起こして分娩を促し、出産後は子宮の回復を促進する働きも持っています。

オキシトシンによる効果

オキシトシンがもたらす効果の代表例には以下のようなものがあります。

■幸せな気分になる

■ストレスが緩和される

■学習意欲や集中力が向上する

■不安な気持ちを落ちつかせる

■ポジティブになりやすくなる

と、あります。とにかく、モモの頭に撫(な)で撫(な)ですることで、距離を縮めるしかないようです。まあ~ボチボチ。

はかどらないYouTube 制作

山元式新頭鍼療法(YNSA)のYouTube 制作をしているのですが、なかなか出来ません。何故なら、創始者の山元先生の経歴が、凄いので、ついつい紹介していると伝えたいところが、伝わらなくなってしまいます。

そぎ落として、やっとそれなりに・・・一番伝えたいところは、下記です(YouTube用のカンペより)。

世界中に、山元式新頭鍼療法(YNSA)が広まった一番の理由。それは山元先生のお人柄と患者さんに対する愛情だと思います。宮崎のセミナーでお会いした時、私は「今まで会った人の中で一番神様に近い人だ」と感じました。

若い女性患者さんが「先生は、私の鍼ーポッター」と言って思わずハグをしそうになったのを、ほほえましい記憶としてしっかり覚えています。世界中どこに行ってもこのような治療をされている山元先生ですから間違いなく広まっていったのだろうと思います。今後は次世代の我々が日本中に広めていくのが責務だと思っています。

猫タワー完成

 

とんでもない美少女のモモ(メス猫)が、3月6日(土)我が家に帰って来るのです。Amazonで注文した色と違う猫タワーを2回も送ってもらい(もしかして、私のミス)・・・・頭に来て、もう2度とアマゾンで買い物しませんとも、投稿したのですが・・・・・・注文通りのベージュ色猫タワーが届きました。

そこで、猫タワー制作。私は芸術作品を作っていたので、器用だと思われている節はありますが、非常に不器用です。特に立体的な工作は嫌いです。よくもまあ、大学で彫塑科という最も苦手な学科を選んだものです。

本当は、日本画を学びたかったのですが、入った大学に日本画科がなかったのです。間抜けな人生がここからスタートします。ドンドン猫タワーから話がずれそうですが、ドンドンいきましょう・・・・で、なぜ彫塑科を選んだかというと、晝間弘(ひるまひろし)先生という魅力的な彫刻家との出会いがあったからです。私が入った筑波大学は、筑波山のふもとの大草原にポツンと寄宿舎と大学の建物があるだけの、ド田舎。晝間先生は、長崎平和祈念像を作られた北村西望先生の弟子であの像の下半身を制作されています。

田舎者が、もっと田舎の筑波に行って、とんでもない凄い彫刻家に出会ったら・・・師事するでしょう。ところが・・・・で始まると脱線し過ぎますので、猫タワーに話を戻します。

元々、プラモデルを作るのが嫌いです。理由は、出来上がった形が最初から分かっているからです。その工程に、ワクワク感を見つけ出すことが出来ないのです・・・ところが、今回の猫タワー制作はプラモデルの大型版にもかかわらず、ワクワクしたり、しんみりしたり・・・・不器用なりに、完成。

25年前にミミという可愛く利口なメス猫を飼っていました。その子の思い出があふれ出し、しんみり。でも、子猫のモモがここで遊ぶと、想像するとワクワク。まあ単純バカ・・・・・・素敵なタワーが出来ました。

先生、これ見て!

「私の右脚には10人の脚が、束(たば)ねてあるんです。」

と、ご自身の痛い右膝のことを表現していた70才代の女性患者Cさん。最近では、10本脚から、元の1本脚に戻り、以前ほどの腫(は)れはないのです。しかし、非日常の当院での施術で膝の痛みがなくなっても、日常に戻ると、痛みが元に戻るそうです。Cさんにとって、非日常である当院の施術はあくまで非日常で、日常は膝痛持ち生活なのです。

と、以前にFacebookに書いた女性患者Cさんには、パイオネックス(皮内鍼)を足に貼る治療に移行しました。すると「劇的に変わった!」という言葉をCさんからいただきました。

「先生、これ見て!」

膝の悪い右脚で一本立ちをして、おまけに両手を思い切り突き上げ手を合わせて、ロケットポーズ。私は思わず拍手をして満願の笑みに・・・・嬉しいです!

私は、足に頭と同じくらいの治療点があると思っています。そして、山元先生が患者さんのカラダの声を聞きながらYNSAを作られたという姿勢を、受け継ぎたいと思っています。今回のCさんのカラダの声は、「長持ちしない。1〜2日で元に戻る」でした。そこで、足にパイオネックス(皮内鍼)を貼って長持ちする作戦。

どうも、これが良かったようです。足はまだまだ、未開地で仮説をドンドン立てて、開拓出来ます。確実につかんだものもありますが・・・まだまだ、おぼろげです。私が2年後のYNSA認定試験を受ける頃までには、しっかりと発表できるようにしてみたいです。

右手甲は右足甲で治す

昨日、治療を終了した80才代の女性患者Aさんが、

「あらっ・・・・先生、右の手の甲が痛い!」

「エッッ、来た時は痛くなかったんでしょう?」

「そうなの・・・・転んだ時、左手だけでなくて、右手も打っていたんだと思います。そして、今頃になって痛みが出てきたんだわ・・・・」

10日ほど前に転んでオデコと左手を打撲したAさん、急に右手の痛みが出てきました。そこで翌日の今日、右手治療のため来院。

「昨日、全体のバランスを取ったので、今日は右手だけ狙いますね。」

という事で、右足のヒラメ筋の圧痛点を探します。左内踝(うちくるぶし)から指4本~5本目位上の圧痛点・・・ここは、三陰交という逆子を元に戻したり生理不順を治したりするツボの周辺です。ここに2~3カ所鍼を刺し持った指を上下に動かします。これは、雀啄(じゃくたく)という手法。スズメがエサ食べては、上を見、食べては上を見る様な仕草に似ているところからのネーミングです。

「右手どうですか?」

「ちょっと、良くなったみたい。」

3本ほど刺しっぱなしにします。次に側頭部のIソマトトープ(小さな人型の投影)の手に当たる個所に1本置鍼。後は、右オデコにある手に当たる個所に1本置鍼。

「これで、どうですか?」

「あれ・・・なんか、痛くなくなった・・・・触ると、まだゴワゴワしてるけど・・・でも、よく触っていくと、痛いところがある」

とAさんが右手の甲の痛いところを探っている場所を見ながら、Aさんの右足の甲で、右手に対応する個所に置鍼。これが効きました。Aさんの右手甲の痛みはほぼ無くなりました。今回はこれで終了。山元式新頭鍼療法(YNSA)は本当に良く効きます。