「私の右脚には10人の脚が、束(たば)ねてあるんです。」
と、ご自身の痛い右膝のことを表現していた70才代の女性患者Cさん。最近では、10本脚から、元の1本脚に戻り、以前ほどの腫(は)れはないのです。しかし、非日常の当院での施術で膝の痛みがなくなっても、日常に戻ると、痛みが元に戻るそうです。Cさんにとって、非日常である当院の施術はあくまで非日常で、日常は膝痛持ち生活なのです。
と、以前にFacebookに書いた女性患者Cさんには、パイオネックス(皮内鍼)を足に貼る治療に移行しました。すると「劇的に変わった!」という言葉をCさんからいただきました。
「先生、これ見て!」
膝の悪い右脚で一本立ちをして、おまけに両手を思い切り突き上げ手を合わせて、ロケットポーズ。私は思わず拍手をして満願の笑みに・・・・嬉しいです!
私は、足に頭と同じくらいの治療点があると思っています。そして、山元先生が患者さんのカラダの声を聞きながらYNSAを作られたという姿勢を、受け継ぎたいと思っています。今回のCさんのカラダの声は、「長持ちしない。1〜2日で元に戻る」でした。そこで、足にパイオネックス(皮内鍼)を貼って長持ちする作戦。
どうも、これが良かったようです。足はまだまだ、未開地で仮説をドンドン立てて、開拓出来ます。確実につかんだものもありますが・・・まだまだ、おぼろげです。私が2年後のYNSA認定試験を受ける頃までには、しっかりと発表できるようにしてみたいです。