乾燥人参


ペンキを塗った缶に穴48個空け、腐葉土を入れ人参を育てました。この人参を乾燥させ、ミキサーで粉々にしたのです。ただ、葉っぱと根の部分の乾燥状態が違ったので、冷凍庫で保存することにしました。次回からは、葉っぱと根を切り離し、根も輪切りにして乾燥しなければならないと、分かったのです・・・・考えてみれば、当たり前なのですが、やってみないと分からないものです。そこで、生の人参と乾燥した人参、葉っぱと根っこどちらが、栄養素あるか調べてみました。

まず根っこ

『栄養も豊富で、ビタミンB1・B2・C、カリウム、食物繊維も多く含まれています。 カロテン類が豊富で、根菜類では唯一の緑黄色野菜に分類されています。にんじんは強い抗酸化作用を持つβカロテンの含有量が緑黄色野菜の中でも群を抜いています。 そのため活性酸素除去や抑制に効果的で生活習慣病の予防に役立ちます。 また、βカロテンは必要に応じてビタミンAに変換されます。 それによって皮膚や粘膜の組織を正常に保ち、結果的に美白・美肌作りと感染症の予防効果が期待できます。』

生と乾燥の栄養素の違い

『野菜を干すことで水分は蒸発しますが栄養素はそのまま残るため、生野菜よりも干し野菜の方が栄養価は高くなります。また、ビタミンDやビタミンB群、カルシウム、鉄分、ナイアシン、食物繊維などの栄養素は干し野菜にすることで含有量が上昇することが分かっています。』

次に、葉っぱと根っこはどちらが栄養価が高い?

『人参の葉っぱに含まれる栄養を、根の部分と比較したのでご覧ください。

可食部100gあたり
たんぱく質 カリウム カルシウム 鉄 βカロテン ビタミンE ビタミンC 葉酸

人参 葉っぱ 1.1g 510mg 92mg 0.9g 1700µg 1.1mg 22mg 73µg
皮なし人参 生 0.8g 270mg 26mg 0.2g 8300µg 0.5mg 6mg 23µg

人参の主な栄養を比べてみると、根より葉っぱのほうが含有量を多く含んでいることがわかります。
βカロテンは根のほうが多いものの、葉っぱも野菜の中ではトップクラスです。
栄養豊富な人参の葉っぱを、ぜひ料理に取り入れましょう。』

とあります。つまりは、人参に捨てるところなし!乾燥すればもっと良いという結論に達しました。

クスリ

私の患者さんだった方は、西洋医学だけを信じて医者の言う通り薬を飲み続けておられます。それは、その方の生き方なので医者でない私には、何も言えません。

ただ、その方は「ふらふらする・・・しんどくなる」と訴え続けておられます。それでも、薬を頼って飲み続けておられます。医学博士・真弓定夫先生監修のマンガ本 医者にいのちをあずけるな!〜クスリのムダと害〜の一節をご紹介します。

『「例えば その睡眠薬ですが、大箱にはこんな注意書きがあるんですよ」』

と、真弓先生が医者の立場から大箱に貼られた注意書きを紹介されます。

『連用により薬物の依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける事、本剤を継続する場合は、治療上の必要性を十分検討すること』

これは、睡眠薬ですが、それ以外のクスリに関して

『ほとんど全部です  コンスタン ルネスタ アモバン マイスリー リスミー デパス などの38種』

とあります。そのため、良心的な医師はクスリを出したがりません。またこのマンガ本では、依存性の問題が生じ、常習性のあるクスリを急に止めると『不安になる ドキドキする 手がふるえる 意識障害 ケイレン』などの禁断症状がでると指摘しています。

奇遇!

40才代の男性患者Bさん、左指に力が入らないことがあり、左胸部にも痛みがあるそうです。また、右首の張りが非常に気になります。病院に行っても異常なしとのことで、今回、初めての来院となりました。

1週間前から花粉症で鼻がヅルヅルしているので、オデコに2本置鍼。その後、頭への11本置鍼でそれぞれの症状が改善されました。初めての患者さんに鍼1本の効力を体感していただいたのが良かったようです。その後は、足に見つけた治療点を気持ち良く押圧したり、触れるだけの治療をしながら、少しずつ会話ができるようになりました。

「愛媛県って心疾患、特に男性は全国一なのを知ってます?」

「ええええっ、知らなかった!」

「でね、愛媛でも今治の男性が最も心疾患になっているんです。これはボクの偏見なんですけど、原因は焼き鳥・・・・造船業が日本一の今治では、鉄板で焼いて脂がジューシな焼き鳥を食べるんでしょう?ニワトリの体温は42℃、それが36℃の人間のお腹に入るとベタベタになりますよね・・・・だから、心疾患が多いと思うんです。」

「昨日のケンミンショーで、今治の焼き鳥を特集してましたよ・・・・」

「えっっっっっっ!そうなんじゃ・・・」

奇遇!

雷(カミナリ)

雷(カミナリ)」を嬉しいと思ったのは、今日だけ!
今治の火災から近くの松山では、今、雷(カミナリ)を伴った激しい雨が降っています。きっと、今治も激しい雨で鎮火を進めることでしょう!それを祈るしかありません。

3月12日に足首靭帯損傷3ヶ所の40才代男性患者Aさんの続報。

3月23日(日)、野球にキャッチャーとして2試合連続で出場し、ランニングホームラン、盗塁、2塁打と大活躍。靭帯損傷から2週間も経っていないのに!

今日は、足ウラに見つけた治療点に鍉鍼(ていしん=銀の棒)押圧とお灸21壮の治療で終了。もう、ほぼ完治です!

鍉鍼押圧は、雷(カミナリ)のような電流を流すようです、その後のお灸で雨を降らして、炎症したところを治めているような気がします。

父親の言葉

興居島に向かう船中、「石原医学大全」に目を通していると、石原結實先生が小学校、中学校の頃の事を述べておられました。『中学2年生までは健康で過ごせたが、中学3年生の後半になり、便秘と下痢を繰り返し、常に腹満(腹部膨満感)、残便感に悩まされる、今で言う「過敏性腸症候群」で苦しんだ。』

私も石原先生のように、中学校3年生に、便秘、下痢、嘔吐などで悩み、小学生では夕方になると神経性胃炎で腹痛を訴え、父親の背中への指圧で治してもらっていました。身をもって父親の指圧の凄さを知った事が、今の職業に繋がっていったのだと思います。

「ひろむ(私の本名)は、指圧が上手いのう!」

私が父親に指圧をしている時の会話には、いつもこの言葉がありました。この言葉が私を導いてくれました。心より感謝しています。そして、普段から

「ひろむは、美術をせいよ(しなさい)、上手いけん!」

の言葉はかけてもらっていました。にもかかわらず、高校では野球部に所属し法政大学経営学部に入学。全く性に合わないので2ヶ月で中退した時、

「ところで、お前は何するんぞ?・・・芸術でもするんかとおもた(思っていた)!」

の一言で売れない芸術家を20年。父親の言葉に運命を委(ゆだ)ねた私でした!

花粉症花盛り

花粉症が一気に花盛り。来院される患者さんのなかで、半数近くが花粉症で悩んでおられます。鍼灸治療は花粉症に効きます。半年ほど通院され、花粉症が出なくなった80才代の患者さんもおられます。この患者さんの場合は、自律神経を整えて、内臓を整える治療をしただけなのですが、良くなられました。

また別に、オデコにある目と鼻の治療点と、頭頂部にある肺と舌咽神経の治療点に刺鍼すると、目のかゆみと鼻水が止まったり・・・・と、様々な反応があります。ところが、40才代の男性患者さんは、

「目と鼻の鍼が効いてたのですが、ここ(耳の下)にパイオネックス(円皮鍼)を貼ったでしょう?そのせいで、鼻水が出るは、出るは・・・・今までで一番。そこで、パイオネックスを取ると、ピタッと鼻水が止まったんですよ!」

「・・・・えええええっ、鼻水が出るということは、悪いもんが出るんでええことじゃけど・・・・」

「いや〜ひどい出方じゃったけん・・・・」

「そうか、そうか・・・・でも、(パイオネックスを)取ると止まったんですね・・・・よう分からん・・・・あそこ(耳の下)は、元々ノドの治療点なんです・・・・よう分からん、分からん事ばっかです。ありがとうございます。何かあったら、また教えてください。」

と、???・・・・そのため今回はパイオネックスを貼らないで終了となりました。

いいことありそう!

現在、健康のための低周波治療器で「免疫向上、全身調整」の治療を受けています。これは、患者さんからお借りしているもので私のものではありません。先週は、痔の患者さんに頭頂部のお灸とこの低周波治療器で32分の治療を行ったのですが、その日から痔は治ったそうです。さて、どちらが効いたのか?

昨日は、少し呑み過ぎ、久しぶりに体調が良くなかったので、実験的に39分の治療をしているところです。

「先生、人参もうそろそろ抜かないといけんよ。」

と、女性患者さんが、散歩中に突然訪問。私が動けない状態なのを見てとって、

「人参引っこ抜いていい?」

「はい、お願いします。」

「・・・・・これ、もう全部抜いて、葉っぱを取って新聞で包んで袋に入れて野菜ケースに入れたらずーっと保つから。」

と、助言をいただきました。ありがたいことです。今日もいいことありそうです。

心技体

左足外果にある靭帯(じんたい)を3ヶ所損傷した40才代の男性患者Aさん、9日間で7回来院されました。初診では、足の甲も腫れて、左足を引きづるように歩いていたのですが、今では、キャッチャーの格好をしても大丈夫になりました。Aさんは、明日23日には、キャッチャーとして試合に出るのを目標に通院されていたのです。 

相撲では、「心技体」といって心が一番大切です。Aさんは、仕事の無い時間を患部に氷水を当てる時間にして、しっかりセルフケアされていました。この心がけが驚異的な回復力になりました。

Aさんの明日の試合、さてどうなるか、楽しみです!

何か知らんけど・・

「今日は、鍼ではなく操体法でやっていきましょう。」

80才代の女性患者Cさんとに会話が弾み過ぎたので、今回は置鍼の時間が必要でない操体法での治療を選びました。普段ならイスに座っていただき膝診を行うのですが、仰向きになって両膝を立ててもらい膝診。Cさんは前回、上腕と前腕に痛みがあったのですが、今回はそれらの痛みは無くなりました。しかし、右胸部に痛みがあります。また、右手親指、人差し指にはシビレがあります。足に見つけた頸椎、胸椎の治療点を気持ちよく押圧。

「先生、もうシビレは治らんじゃろ・・・」

「いやいや、そんなことないよ。カラダはいつも治ろうとしとるんじゃけん・・・どう、シビレの感じ?」

「・・・・ちょっと、こっち(親指内側)がようなった・・・・シビレを感じんようになった。」

「それは、よかった・・・少しずつ変わるけんね。」

その後も、足の治療点に触れながら操体法を続け、

「どうですか、右の胸?」

「・・・・・あれ?痛くない・・・」

何か知らんけど・・・よくなりました!