肥満の本当の原因は?

肥満の原因は?

石原結實先生の本を読むと、「腑に落ちる」ことばっかり。

『ちまたでは、肥満と言うと、体脂肪が20%だの30%だのと「脂肪の量」を気にしている人が多い。しかし人体内の水分は60~65%も存在するのだから、体重に影響するのは水分の方が2倍も大きいということがわかる。

だから水を飲んでもお茶を飲んでも太るという人がいるわけだ。西洋医学では、肥満の原因は、摂取カロリーが消費エネルギーより大きいから、つまり食べ過ぎが原因といとも簡単に決めつけている。

(中略)

簡単にいうと、肥満とは新陳代謝の障害であり、もっと端的に表現すれば、排泄の低下が原因である。特に水分の排泄の低下、つまり小便の回数が少ないか、または1回の排泄量が少ないかが1番の原因で、その証拠にダイエット中やよく運動した時にはびっくりするほどの排尿があり、それとともにお腹がぺったんこになっていく。

こうした排泄の低下をもたらしているのは体温の低下である。』

これからが、面白くなるのですが、今日はここまで!

ギックリクビ3

「こんにちは!」

笑顔が素敵な60才代の女性患者Aさんに、笑顔が戻ってきました。6日前は、ギックリクビで、全くクビを左右に向けることが出来なかったのですが、3回の施術で普通に動くクビに戻ってきました。まだ上を向くとクビの中央部やや左奥に痛みが残っているそうです。

「今日は、お灸だけでやってみましょう!」

私は、鍼治療も好きですが、お灸の方がもっと好きなのです。理由は、患者さんがご自身で足にお灸をすることができるからです。

「非常識の医学書」で福田稔医師は、『病気を治すのは、患者さん自身、95%は患者さんによるもので、5%が私たち医師の手伝いによるものと考えています』とあり、やはり、お灸でセルフケアをすることが一番だと思います。

お灸のもっといいことは、ヨモギから簡単に作ることが出来ることにあります。乾燥したヨモギをミキサーにかけ、篩(ふるい)に4~5回かければ出来ます。そうなんです、無料の手作りが魅力なのです!

ということで、Aさん6日前のクビの痛みが10→0.5になりました、良かった、良かった!

携帯電話が・・・

 

興居島に上陸して・・・・「あっっ!携帯電話が・・・・車の中!!」

またしても、やってしまいました。車運行中、携帯電話の充電をするため、肘置きの凹みに置いていたのですが・・・・取り出すのを忘れてしまいました。車は、対岸の高浜港の駐車場で鎮座。海の孤島で、電話連絡がないことを祈るだけです。

この凡ミスから、対策を考えます。

①ドアに「携帯忘れるな‼️」シールをデザインして貼る。

②携帯電話を入れるバックのポケットを必ずチェックする。

③②を認識するため、「ポケットチェック」シールの作成。

早速、デザインを考案しようとするも、携帯電話がないので、ipad のsketches というアプリが作動しません・・・・携帯電話がいかに大切か!再確認出来たことに感謝。生命の次の次の次くらいに大切ですね。

追伸:シールを作り安心してしまい、また忘れそう・・・・😭

追伸2:携帯電話には、電話連絡なしで、一安心。

傲慢な生き方

私は、ずいぶん傲慢な生き方をしてきました。自由気ままな生活をしてきました。多くの素晴らしい方々に支えられていたのに・・・・

そんな事も分からず生きてきました。生かされているのに、生きていると勘違いしていました。

私は70才です。もう70才と思うのか、まだ70才と思うのか?

まだまだ、70才です。これからが、私の人生。皆様に感謝して生きるだけです。

ギックリクビ2

60才代の女性患者Aさん、ギックリ腰ならぬ、ギックリクビで来院され10の痛みが3にまで回復して帰宅されたのですが、翌日再びぶり返して同じような痛みになりました。そこで、左中指を中心にした施術をし帰宅され・・・・本日、3回目の施術となりました。

「こんにちは!」

今回は、笑顔で来院されました。

「だいぶ、良くなりました。夏の疲れが積もり積もって、ドバッとクビに来た感じでした。そして、今まで寝返りが出来なかったのですが、今朝は寝返りしていました。」

と客観的に説明していただける程、余裕があるので、一安心。山元式新頭鍼療法(YNSA)では膝診をし、頭に置鍼し、自律神経を整えます。次に首診というクビを親指で押して、内臓の状態を診る方法で、頭に置鍼し内臓を整えます。Aさんのクビで最も痛いのが、胃の診断点に位置しています。また、脾臓の診断点にも痛みがあります。

そこで、胃と脾臓の頭にある治療点に合計6本置鍼。

「これで、どうですか?」

「・・・・ずいぶんいいです・・・クビの奥に何かまだ残っています・・・けど、来た時に比べたら、全然違う!」

あとは、足ウラに見つけた治療点に鍉鍼(ていしん=銀の細い棒)で一撃。

「ええい!」

「うううううう・・・痛い!」

で終了となりました。

 

ハスの花

 

 

日曜日は、実家のある東温市の親戚宅で施術をしています。

お世話になった東温市の河之内で、何らか形で恩返しが出来ればと思い、少しずつ実家に近づいていますが、どのような形になるか、分かりません。

今日訪れた実家の池に綺麗なハスの花が浮かんでいました。弟の河之内(実家の地域名)への愛情の表れです。この池では、弟とよく遊んだものです。

「敦、ありがとう!父ちゃんが、祖父ちゃんが、そして祖母ちゃんが喜んどるぞ!」

ペンがない

昨夜から、懸命にiPad用の白いペンを探しているのですが・・・・見つかりません。早朝、寝ぼけてまなこで、再び捜索。私が20才代、ニューヨークでナムジュンパイクさんというヴィデオアート創始者のアシスタントをしていた時のことを、思い出しました。

「佐伯さん、ボクの人生は探し物をする時間が、多くて・・・・ずいぶん損しているんだ、はっっっはあ!」

とニコニコ顔でおっしゃっておられました。創造の主は、混沌とした空間に身を置き思いもよらぬ作品を産み出します。パイクさんのロフトは、まさにそんな空間。探し物を始めると、それはそれは時間がかかります。

私の施術所は、パイクさんのロフトのような混沌とした空間ではありませんが見つかりません。こういう時はあきらめが肝心。今日のカルテは、iPad ではなく、紙に書くと決め、その準備をして、いつものように熱い風呂に入ることにしたのです。

服を脱ぎ、最後に右の靴下を脱ぐと、白いペンが・・・

「ポロン!」

「何じゃこれ・・・・手品じゃあ!」

という訳で、いつものように施術が出来たのでした・・・めでたし、めでたし。

ギックリクビ

60才代の女性患者Aさん、昨日クビに異変を感じながら眠ったのですが、今日の昼頃、痛みで全くクビが回らなくなりました。そのため、ご主人が運転する車で来院されました。

山元式新頭鍼療法(YNSA)は、上腕診という頸椎、胸椎、腰椎の状態を診断し、頭にある治療点に置鍼します。また、首診で内臓の状態を診断し、頭にある治療点に置鍼します。そのため、Aさんのようにクビが回らない患者さんにとって、YNSAは都合が良いのです。私は上腕診の代わりに膝診をしていますが、結果は同じなのでYNSAをしていることになります。

さて、Aさん。クビを動かすことが全く出来ず、左右を見ようとすると、体幹をゆっくり動かしながら移動するだけです。まるで、空気のギブスをはめられているような状態です。

『これは、きつそう・・・可哀想。』

と、思いながらも22本の置鍼で、痛みが10→3になり、右の可動域は、10→0、左の可動域は10→3にまで回復しました。

この施術で分かったのは、Aさんのギックリクビは、急性の治療点より、慢性の治療点の方が効いたという事実でした。今回のギックリクビは、Aさんの慢性的な生活習慣に何か原因があるのでは・・・・という、ヒントを与えてもらった気がします。

玉手箱

 

10才代の男子スポーツ選手A君。4ヶ月前に膝痛で来院、1回の治療で良くなったのですが、再び再発。再発後2度目の施術となります。いつものように、膝診をして、5本頭に置鍼。次に、膝治療のため、頭に3本置鍼。すると、膝痛は半減します。その後、足ウラ、肘などの治療点に鍼やお灸をするのですが、今回はあまり効果的ではありません。

そこで、杉本練堂先生の天城流から足首でもアキレス腱周辺の圧痛部位と、大腿部内側の圧痛部位を筋膜はがし。

「これで、どう?」

「いいです。今日一番です。」

「2日前に来たときの痛みが10で、全く痛くないのが0なら、今は?」

「1です。」

という訳で天城流という引き出しは、玉手箱でした。

肩がもっと痛たなった!

「先生、前の治療から翌日は、もっと肩が痛うなって・・・・こりゃ、先生が来られるまで保つかな・・・・と、思っとたら、次の日からドンドン良うなって。先生、ほれスムーズ右腕が上がるようになった。」

「あっ、本当じゃ!凄い」

「先生ほじゃけん、みかんの棘(とげ)をハサミで取る仕事が出来たんで。今日で、この仕事は終わって・・・・お父さんと、ジャガイモを植える仕事したんよ。」

「それはよかった。前回の治療で結果が出んかったけん、実は今日、腰に鍼を刺そうと特別な鍼を持って来とったんよ・・・・そしたら、前回と同じように、痛い方を上にして横向きになってもらいましょうか。」

という事になり、腰の押圧で肩を治す施術をしたのでした・・・おしまい。