明日は、興居島!

今日は、朝から夜10時まで、働き続けました。途中、車検が済んだマイカーを取りに行っただけ。そして、明日は興居島に出張治療!これから寝ます!おやすみなさい💤

指先センサー鍼灸師

私が30才の頃、関西地区にある精神科病院で芸術療法家として働いていました。そして、月に1度東京から鍼灸師のS先生をお招きして、我が家で勉強会をしていました。病院の医師や看護師の方々も参加され楽しい時間を過ごしました。その時、S先生がツボを探す方法が非常にユニークだったのです。指先と患者さんの皮膚との距離を1cmほど保ち指先をセンサーにして「ここだ」と感じたところに鍼を刺しておられました。

今日、ふとあの時の光景が浮かんだので、私もやってみることにしました。そうしたら、「出来る自分」に気づいたのです。

そのため、今日から「指先センサー鍼灸師」となりました。益々進化していきます!

自発動

新しい治療点を見つける方法

私のカラダは、自発動(無意識の動き)が生じます。これを結構な時間、封印していたのですが、積極的に利用することを思いつきました。私は勝手に治療点を見つけていますが、まず最初に私のカラダで実験してから見つけるのです。軽く指先を触れて私のカラダのどこが動くのか観察するのです。

それで、最近の治療点探しは、患者さんの診断点に軽く指先を触れ、反対の指先で治療点を探すというやり方にしています。治療点にドンピシャで当たると、私のカラダは自発動します。その時点で治療点が分かるのです。非常に便利なのでこれからドンドンこれでやっていきます。この動画を撮ると面白いと思います。また、いずれ!

焼酎4リットルのペットボトル

ペットボトル(4リットルの焼酎)に適量の水を入れ、しなやかな筋肉を作るというYouTubeを作りました(というより、作ってもらいました)。ペットボトルを指を伸ばした状態で保持することで、ペットボトルの水が、カラダの60%をしめる水に共鳴し、カラダの様々な筋肉が水の動きに無意識のうちに反応します。

最近人気のジムでは、ダンベルを握った状態で筋トレをしていますが、これは、前腕の屈筋群を収縮した状態で伸展させるという相反する動きをしている為、カラダに無理をさせています。結果、硬い筋肉が作られるのでは・・・・と思うのです。

焼酎4リットルのペットボトルは、男性が持ち運び良いように、男性の人差し指から小指までがしっかり入る「取って」があるのです。そのため、指を伸ばしたままで腕を上げることができます。これを使わない手はありません・・・興味ある方は、動画をご覧下さい。

モグサ作り その2

 

昨日作ったモグサを、早速患者さんに施術。

すると、どうでしょう・・・一所懸命作ったモグサが、いつの間にか・・・・上質のモグサになってしまっていたのです。モグサには、上質のモグサと粗悪モグサがあり、用途が違うのです。上質のものは、皮膚に直接置き、皮膚に火が到達する前に消す一般的なモグサ。ところが、私が作ろうととしていたのは、紫雲膏をしっかり塗って、その上に高温になる粗悪モグサ。

粗悪モグサは、ヨモギの幹や脈の破片が残り高温になるモグサです。今回は、この粗悪モグサを作るつもりでしたが・・・・・・・いつの間にか・・・作っていくうちに、もっと良いもの・・・・となるのです。結果、ミキサーに7回しっかり撹拌(かくはん)したモグサは、純度が高く不純物がないため、火をつけても高温にならない上質モグサになってしまいました。

そこで、考えたのです。

様々な種類のモグサ作りをして、患者さんの感性にあうようにしよう・・・いけるかも?

なぜ「石原医学」?

なぜ、「石原医学」と名乗られたか?それは、日本一の最高学府・東京大学医学部ご出身のA先生(70才代)が患者さんとしてこられ、次のようなお便りを出されたからです。

『前略

2019年12月に初診でお世話になった「A」です。

その後の経過の報告が遅れましたことをお許しください。コロナ流行の中で、石原先生もご苦労が多いこととお察しいたします。

初心時はご親切にご高診をいただき、お薬もいただき、大感謝でした。先生の患者や医療に向かわれる姿勢に感動し、共感しています。お陰様で、当時ステロイド軟膏も併用していた、ひどい湿疹は軽快しました。

その後、ステロイド軟膏も高コレステロール薬服用も止め、先生のご著書を読みながら、従来の医学的常識にとらわれない「石原式医学」と向き合いつつ、少食と冷えとりを継続して励んでいます。

現在行っていることは、朝は食事抜き、蜂蜜入り生姜紅茶マグ一杯、人参リンゴジュース1杯(200cc)のみ。昼・夜は、普通食。牛乳、卵は控え、できるだけ和食。カレーも食べます。

冷えとりの靴下と腹巻をし、就寝前、半身浴30分程度、汗は出ません。服用している薬はなく、フラクトオリゴ糖を日に10g程度三分けし、食事に混ぜています。運動は毎日六千~一万歩程度歩いています。筋トレは少しずつやっていますが、汗はあまりかきません。

体調は、以前と同様で、仕事や生活は週二~三回、結核研究所、会議や講義、研究、原稿書き、日曜水曜日は協会等、結構忙しくしています。

体温は36.6度程度、血圧は100前後(従来、低血圧)。コレステロール(280→220台に下がった)、尿酸も正常値になりました。

私の年齢で、今後どのようにしていくのがいいか、ご高診の上、「石原医学」の立場からぜひご指導、必要な加療をお願いできれば幸いです。』

私も勉強いたします。

ヨモギ狩り

患者さんや患者さんの友人、私の友人からヨモギ情報をいただき、ヨモギ狩りをしていただきました。皆様、本当にありがとうございました!これらの貴重なヨモギをカリカリに乾燥させ、ミキサーで何度も何度も細かくしていくと、ヨモギの葉の裏側にある2種類の毛だけが残っていき、毛玉の様になります。これがモグサです。

愛媛県で唯一モグサ作りをしておられた棟田商会さんが、今年3月で店を閉じられました。そのため、「あじさいの杜オリジナルモグサ」を作ることにしたのです。鍼灸の専門学校では授業でモグサ作りをするところもありますが、私の母校では作りませんでした。そのため、初挑戦となります。まずどのくらいの量が必要なのかもよく分かりません。1度作ってみて、それから次のステップに進もうと思います。

今日の午前中、東温市の友人のl田んぼの畔(あぜ)にあるヨモギをいただきました。ゆっくりと散歩するだけで、気持ちよく、しかも「チネオール」という精油を含んでいるヨモギに触れるだけで、元気をもらえます。このモグサ作りが上手くいくと、何人かを集めてワークショップが出来るかも知れません。そうすれば、お灸が身近なものになって行くかもしれません・・・・まあ、とにかく作ってみます!

芽が出た!

駐車場に作った石垣畑にヒマワリの種を植え、芽が出始めました。当たり前のことですが、日当たりのいい場所から芽が出ます。この調子で夏までにどのようになっていくのか・・・さっぱり見当がつきません。

畑の南半分は、3階建てビルの影になるので、冬場は全く日が当たりません。そこで、あじさいの杜(もり)作りをしようと改めて思いました。実家の惣河内神社は、父親の意志を注いで弟夫婦が可憐な山あじさいを育て、「あじさいの杜」として有名になってきました。実家と松山では温暖差はあるものの、日陰になるため、山あじさいでも育つような気がしてきました。

畑の1/3位を可憐な山あじさいの杜に挑戦してみようと思います。残りの半分は、日当たりを好むヒマワリを夏に、冬は水仙を植えてみましょう!残り半分はやってから考えましょう。チョット先が見えてきました。

操体体操

 

少し先になるのですが、6月16日(金)13時からキャメルKというギャラリーで、「操体体操」というお話をすることになりました。その後、あじさいクラブとして演奏があります。演奏に関しては次々と新曲を練習し始めて、チョット焦っています。

操体法という民間療法を医師・橋本敬三先生が作られたのですが、あまり世には知られていないので、その紹介をすることにしました。私が30才の時、「からだの設計にミスはない」という橋本先生の本に出会い、非常に気になっていたのですが、離婚を機に操体法を学ぼうと決心しました。橋本敬三の弟子である三浦寛先生の元で、10年学び、その後やはり弟子の今昭宏先生に1年間学びました。そのため、鍼灸師として生活より操体法指導者としての生活の方が長いのです。今年で23年目となります。

その、「からだの設計にミスはない」の冒頭が魅力的だったのでご紹介します。

『日本は宝島

私の治療法ね、橋本式だとか、私が開発したものだとか、皆さんよくおっしゃいますが、これね、私が自分で発明したことなんか、何にもありゃしない。全部、民間から頂戴したものです。

私は50年も医者っていう名前で生きてきたけれども、その間にね、私は現代医学のアカデミー、いわゆる西洋流の医学からは何にも得たものがなかった。私に知恵を授けてくれたのは、みんな町の、民間の治療師や漢方医たちだったんです。

日本は宝島でね、宝がいっぱいあるんですよ。地理の上から見ても、日本は大陸のふきだまりで、いろいろなものが大陸から吹き寄せられてくる。この先はもう海に落っこちるだけとなれば、いいもの悪いものがどんどんたまってくる。古来からずいぶんと積もり積もってきたんだろうが、悲しいかな、どれが宝で何がガラクタかとんと区別がつかない。中には、21世紀の全人類に福音となるような宝だって埋まっているのだろうが、西洋から来たものだけが宝に見えて、古来から東洋に伝わり民間に残されているものをはガラクタに見えてしまうんだなぁ。私はこのガラクタのように思われているものの中から、21世紀の人類残す宝物を頂戴したと言うわけです。

(中略)

私は、若い頃、大学の研究上、研究室で神経生理をやっていたが、とうとう食いつめて、民間の病院に飛び込んだ。ところが、大学では研究ばかりで、臨床まるっきり経験していなかったために、すっかり現代医療に自信を失い、民間医療に目を向けたってことだから、私もあんまり自慢するほどのこともないわけだよなぁ。』

心腎不交

2週間前、1日中眠くてどうしよもない状態が続いていた30才代の女性患者Cさんの続報です。2週間前は、バスから降りていつの間にか道に倒れ込み寝てしまうほどでした。現在、眠気は無くなったのですが、精神的にややうつの状態で、一番気になるのは、頭頂部のコリと熱。頭頂部に500円玉ほどの大きさ2カ所が動かなくて、熱を持った状態です。

週に2回の通院で、自律神経と内臓の調整をしているので、徐々に症状が安定してきており、具体的な症状がはっきりしてきたようです。そこで、感じたのは東洋医学的な見方の*「心腎不交」*「心火上炎」です。

*心腎不交とは心火上炎などで生じた過剰な熱が腎(じん)の津液を消耗させてしまった状態を指します。イメージとしては鍋の中に入っている水が強火を受けることで蒸発しているようなものです。心腎不交の具体的な症状としては心火上炎の症状にくわえて下半身の重だるさ、手のひらや足の裏の不快なほてり感、寝汗、口の渇き、聴力低下や耳鳴りなどが挙げられます。

*心火上炎とは主に激しい怒りや精神的なストレスが慢性的にかかり続けた結果として現れる病能です。心火上炎の具体的な症状としてはイライラ感、焦燥感、多動、不眠症、のぼせ、顔面紅潮、口の渇き、口内炎などが挙げられます。心火上炎は心火旺(しんかおう)や心火亢盛(しんかこうせい)とも呼ばれます。

そこで、いつものように合谷診、膝診、上腕診、首診を行います。

合谷診:左(左側を診ます)

膝診:(省略)

首診:(省略)

膝診をしていると、Cさんが突然、

「頭が熱くなる前は、ずっと両脚のふくらはぎの奥がつった状態が続いていたんです。だから、背中が丸まった状態にいつもなっていたんです。」

「なるほど・・・・今、膝をチェックしていますが、これはふくらはぎの奥にあるヒラメ筋という筋肉のチェックです・・・・これが背骨の状態を表していると、考えています。背骨が萎縮していると、そこから出る自律神経の働きが悪くなります。ですから、ふくらはぎ、背骨、自律神経はつながっていると考えられます。最初に来られたときは、眠くなる原因が分からなかったのですが、自律神経を整えてはっきりと症状が出てきたような気がします。」

膝診をして、頭に置鍼(自律神経の調整)したあと、心と腎に関連する治療点に置鍼することを決めていました。膀胱に1本、心包に2本置鍼。

「これで、頭はどうなっていますか?」

「・・・えええええ?冷たい・・・不思議・・・・もう熱くないです。」

「よっしゃ!」

おもわずガッツポーズを取ってしまいました・・・・ちょっと、恥ずかしい・・・もっと淡々とすべきでした。

「これは、東洋医学的な考え方で、心腎不交といって心臓と腎臓がアンバランスな時の症状なんです。」

「腎臓ってどこにあるんですか?」

「背中の下の方です。」

「あああここ・・・ここ、硬くて痛い時があるんです・・・なるほど!」

と、Cさんは、納得された様子でした。これで、治療はほぼ終了。あとは、見つけた足の治療点にお灸をして完全終了となりました。