ある患者さんから、「このモグサ(粗悪モグサといい、乾燥したヨモギを一度ミキサーにかけて作ったもの)の方が、火をつけた瞬間から熱が伝わるので、断然いい!」
とアドバイスを受けていたので、紫雲膏を患者さんの皮膚に乗せたところに、粗悪モグサを置き、線香の火をつけていたのです。ところが、先日ある男性患者さんに、7~10回ミキサーで攪拌した上質のモグサで灸治療をしたところ、
「その方が、上品な感じでいいですね。」
と全く違う感想が返ってきました。そこで、今日1年ぶりに来院された女性患者さんに粗悪モグサと上質モグサの灸治療をしてみました。
「どちらの方がいいですか?」
「私は、断然上質モグサの方が、いいです。ふわっとしていて、空気が含まれている様で、熱の伝わり方が早く、そして気持ちいいです。」
との回答が返ってきました。そこで、やっと分かりました。「一人一人、感性が違う」ということを!
そこで、自分自身で体験することにしました・・・・・・どうやら、私も上質モグサの方が、今日はいいようです。しかし、明日は分かりません・・・・しばらく、私への人体実験を続けてみます!