最近、ギックリ腰で来院される患者さんが多くなっています。今までの経験から、耳のウラに置鍼するのが、効果的だと思っています。なぜ、耳のウラかというと、腰周辺の構造と頭蓋骨周辺の構造が似ているからです。「似ているだけで、何で?」と思われる方が多いのですが、同じような構造があるとその構造体を包み込んでいる筋膜が、引っ張りあってバランスを取っているからだと思っています。
理科系の頭を落ち合わせていない私は、これ以上説明できないし、すべきではないのでしょうけれども、喋ってみます。
耳は頭蓋骨と下顎骨と頸椎の交差するところに、位置しています。その構造に似ている骨盤には、仙骨(小さな頭蓋骨に見えます)と寛骨(腸骨+坐骨+恥骨のことです・・・これは、大きな下顎骨に見えます)と腰椎(頸椎に対応します)が交差するところがあります。その場所がギックリ腰になりやすいところです。
つまり、耳のウラ=ギックリ腰になりやすいところという構造的類似点を何となく感じるのです・・・まあ、説得力はないのですが、私なりに感じつつ治療をしています。