私が幼いころ、富山の薬売りが年に一回、薬箱の薬を補充しに我が家を訪れていました。この薬とお灸で健康だったのです。祖父や祖母は、近所の指圧が上手な人とお灸をしながら、俳句の話をしていました。
何と、豊かな時間。
先日来院された患者さんで、鍼灸師を目指して勉強されている方が、
「愛媛は、日本で最もお灸の盛んなところで、歯茎にお灸をして、白内障を治した例もあるそうです。」
と、ローカルアルアルな話をしてくださいました。ローカルに残っている治療法こそが、グローバルなことである・・・・と、思えてきそう・・・