世界で一番牛乳を飲んでいるノルウェーで骨粗鬆症の発生率が、日本の5倍ということを、官兵衛先生から聞いた子供たち、
「官兵衛先生、それじゃどうやって骨を丈夫にすればいいの?」
「実は、野菜や海藻にはカルシウムが牛乳よりもたくさん含まれているんです。牛乳100グラムの中にはカルシウムが110ミリグラム含まれています。これが大根の葉っぱだと260ミリグラム2倍以上になります。」
と、マンガでは、写真のようにこんぶ、切り干し大根、ひじき、わかめ、煮干しなどが牛乳の2~22倍ものカルシウムがあると書いています。
「実は戦後日本人が牛乳を大量に飲み始めた時から増えた病気は骨粗鬆症だけではありません。何だと思いますか?・・・・・・脳血管障害、ガン、心臓病の三大疾患です。」
「え~っ!」
「厚生省は、1956年(昭和31年)にこれらの病気を成人病と名づけました。つまり、それまで日本には成人病と言う名称はなかったんです。ところが成人病は減るどころか、1970年代には子供にまでこの病気が見られるようになって小児成人病と言われているんです。」
「子供なのに、成人病?国語的に矛盾した表現だわ。」
「そうなんだよ。だから厚生省は成人病を、1996年(平成8年)から生活習慣病と言う名称に変更せざるを得なくなったんだ。他にもアレルギー疾患、糖尿病、白血病、乳幼児突然死症候群(人工栄養児の死亡率は、母乳児の4.8倍)心の偏り、自閉症など戦前には、ほとんどなかった病気が激増しているんだ。」
「じゃぁ牛乳は人間にとっては毒みたいなもんだわ」
「残念だが、その通りだね」
「牛の毒だからモー毒だ!」
続く・・・