あじさいの杜鍼灸院、開業から9年。待合室には色々なものが集まってきました。その中に、名古屋市の医学博士・大沼四廊先生が出しておられるパンフレットがあります。その一部をご紹介します・・・・赤血球について。
『血液中の赤血球は、体の中を回り、その距離は一生の間に約280キロにもなる。体中を巡る間、生命を支える大切な働きをして約120日の一生を終える。赤血球は赤色をしているが、これは赤血球に含まれているヘモグロビンによるもの。血液中には、赤血球が最も多く存在し、血液1マイクロリットルあたり400〜500万個ある。これが少なくなると貧血状態ということになる。
赤血球は、中央部が陥没した円盤状の形をしている。この形は赤血球の直径より狭い毛細血管を通過するときに便利な形状だ。自由自在にいろいろな形に形態を変化させる能力があり、狭いところを通過することができるようになっている。赤血球は心臓から出ると肝臓へ35%以上、脾臓へ5%前後、残りが脳、筋肉などに流れていく。毛細血管で酸素を渡し二酸化炭素をもらい肺に戻ってくる。この間に休みなく全く寄り道をしないで全身を循環しその役割を終了する。』
こうしてみると、肝臓、脾臓が大事な仕事をしているのがよく分かります。ここで、脾臓の役割をPCからコピペ。
『脾臓の主な働きは、老化した赤血球を破壊し、除去することです。健康な赤血球は脾臓内の網目構造をすり抜けますが、老化あるいは変形した異常赤血球は脾臓内に引っ掛かり、破壊されます。また、脾臓は血小板の貯蔵庫としての働きもあります。通常、脾臓は全血小板数の約3分の1を貯蔵しており、必要に応じてこれを放出します。また、脾臓内にはリンパ球が沢山あり、体内で最大のリンパ器官とも考えられています。このため、免疫機能とも深い関係があります。』
肝臓も脾臓も血液を浄化する仕事をしているのです。人が健康であるためには、きれいな血液が大切であることが基本であると、つくづく思います。