待望の本が届く!

腸から体がよみがえる「胚酵食」という森下敬一先生と石原結實先生の共著が届きました。その冒頭に石原結實先生が書かれている一節をご紹介します。

『小鳥や鶏が卵を抱いている途中(小鳥は14日、鶏は21日で孵化するその間)、卵を割ると、黄身が血液(赤血球)で赤くなっている。その時、骨髄や腸など存在しないのであるから、これは血液がまずは経絡(気の通り道)でできていることの証明である。

漢方医学は非科学的のようで、実は今の進んだ西洋医学から見ても、2000年も前に、物事の本質をついている理論を言い当てている事象が多々ある。

「食が血となり、血が肉となる」。つまり食物が腸で血液(赤血球、白血球、血小板)となり、それが肉になっていくというのもそのひとつだ。生命にとって一番大事な血液が腸でなく、骨の中でできると考えるほうが不自然だ。腸は植物の「根」にあたり、あらゆる生命活動の「根源」になる部分だからだ。

こうした森下医学論をもとに、森下博士は60年の医療活動に置かれて、玄米食を始めとする発酵食を駆使して、ガンをはじめ幾多の難病・奇病の治療に当たられ、多大な業績・功績をあげられてきた。森下博士のご研究・業績はノーベル医学・生理学賞に値すると私は確信している。』

生命の本質を改めて考える必要があると思います。