60才過ぎの働き者の女性患者Eさん。
3ヶ月前に、左脛骨(ケイコツ=膝下の大きな骨)内側、膝頭から3cmくらい下にくさび型の切れ目を入れ、O脚を真っ直ぐに治す手術をしました。
左脚をかばうため、反対の右脚が股関節の外側から外踝(くるぶし)にかけて“気持ち悪い”そうです。
手術というのは、“大怪我”ですから、氷水で冷やす以外、患部に直接治療をする事は出来ません。腹診から始めます。カラダは、正直ですね~~。脾、肝、腎経という足先、足ウラから始まり下肢を上り股関節を経由し、体幹へと流れる経脈にコリがあります。
もう少し、分かりやすく言うと、腹診とは、五臓六腑の五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)のコリや状態を触診することです。
五臓の内、肝臓、脾臓、腎臓は、足から体幹への流れ、残りの心臓、肺臓は体幹から手への流れなのです。
今回のEさんの場合、股関節が“気持ち悪い”。そして、その通り股関節を流れる肝臓、脾臓、腎臓に反応がありました。「カラダって正直~~❣️」
クスノキの積み木で揺(ゆ)らす方法のみで施術する事にしました。この方法、とりあえずDAIGO風にKTY(仮称ですが・・・)と呼ぶことにします。
基本は、
①平たく切ったクスノキの瘤(こぶ)を必要と思われるカラダの部位に置き、揺(ゆ)する。
②平たく切ったクスノキの瘤(こぶ)をベッドに置きカラダを乗せカラダを揺(ゆ)する。
これを、Eさんとコミニュケーションを取りながらやると、“気持ち悪い”がなくなりました❣️
個々の瘤(こぶ)で私自身に人体実験することが大切な様です。徐々に瘤(こぶ)が鍼に変わりつつあります。