側弯症には天城流

甲子園でベスト4まで進んだ元高校球児のAさん。70才代とは、全く思えない若々しい体躯の持ち主です。趣味がゴルフで、飛距離が半端ないそうです(友人の患者さんの弁)。

そんなAさん、ゴルフ前日によく来院されます。

「ゴルフの前に、ここへ来たら、午前中は最高に調子ええんじゃ!午後からは、ちょっと・・・なあ・・」

半分うれしい?

Aさんは、脊柱管狭窄、坐骨神経痛と診断されていますが、今回は、腰全体に張りがあるそうです。

「ワシは、言うてなかったんじゃけど、側弯症なんよ。」

「だいたい原因は、分かっとる。若いころ無理してなあ~。みかんの入った重いコンテナを一輪車で運びよったんじゃけん。」

確かに、右肩甲骨、左背中中央部、右腰部が張ってS字になっています。こういう時は、天城流が有効です。写真にあるように、

  

(結果)            (原因)

①右肩甲骨→右上腕外側

②左背中中央部→左前腕外側

③右腰部→右ふくらはぎ外側

原因の部位に鍼を刺していくます。すると、途中からAさん腰を微妙に動かして、

「腰の周辺から、ゆるんで来るのがわからい(分かります)。あとは、背骨の中心辺りだけじゃなあ。」

「そしたら、今度はうつ伏せになって戴いてよろしいですか?」

うつ伏せになったAさんのふくらはぎ圧痛点を丁寧に鍼刺する事、5~6分。起き上がって腰をチェックしてもらいます。

「随分ええ感じじゃ❣️ありがとうございます?」

明日の午後も、持ちますように( ^ω^ )