左O脚をややX脚にする手術を受けた60才代の女性患者Aさん。
左脛骨を切り、脛骨の角度を変える手術を受けたのが、4ヶ月前。左足をかばうため、右股関節から足首が「気持ち悪い」そうです。
週1~2回のペースで11回目の来院。
「気持ち悪い」感覚はなくなりましたが、股関節外側ふくらはぎの外側に痛みがあります。
いつものように腹診をして、足に鍼を2本ゆっくり刺し、お腹のコリを取ります。
「今日は、いつもとは違う方法でしましょうか・・・・う~んと、左肩を上にして、横向きになっていただいて、よろしいでしょうか?」
「先生、痛い方が下でかまんの(構わない)⁇」
「う~~んと、そうよ、それでええんよ。」
「あんね~~、痛い股関節と対角になる左肩を・・・診るけん。」
「それとね~なるべくベッドの端(はじ)っこに来てくれますか?そそそう~、そんな感じ」
Aさんの左脚をベッドの外に投げ出してもらいます。すると、カラダはバランスを取ろうとして、無意識のうちに左腕を出来る限り伸ばそうとします。
私は、Aさんの正面に立ち、ねじれていく首を左親指で軽く押圧。右手のひらは、首と反対にねじれていくお尻を軽く支えながら押圧。
ちょうどAさんのカラダ全体を「雑巾しぼり」している感じです。
「先生 、これ気持ちいい。なんか・・・効いとる感じじゃね。」
しばらくは、自然呼吸でしてもらいますが、途中から、
「はい、そしたら。息を吐きながらゆくっくり伸ばしましょうか?決して無理しないでくださいね。はい、今度はゆっくり吸いながら・・・・・・・息止めて、一気に吐く~~」
これは、総合格闘家、平直行さん(人気漫画、グラップラー刃牙のモデル)直伝の呼吸法です。
この呼吸法でカラダの可動域はもの凄く増えます。平さんは益々進化した武道家としての治療法を確立しておられます。
「Aさん、ベッド下ろします。」
「ビユ~~~~~~~~~~」
「はい、ゆっくり起き上がってみてください!」
「あれっ、軽なっとる❣️調子ええけど、膝から下が・・・・なにやら冷たいわい。」
「あら、そうなん・・・ふ~~ん、そしたらね・・・もう1回寝てもらいましょか!」
Aさんの右手小指の圧痛点にお灸を5壮しました。
「Aさん、今度はどうですか?」
「先生、冷たない❣️」
「あ~良かった!そしたら、今日はこれで、お し ま い‼️」