山元式新頭鍼療法(YNSA)で治療中の出来事です。
70才代の女性患者Cさん、右膝に痛みがあります。
頭に10本、直径0.25mm、長さ40mmの鍼を刺し仰向けになって休んでもらいます。
その間にするのは、気になる右膝ではなく、右手のお灸。
鍼では、右膝のために頭へ2本刺し置きしています。鍼とお灸で右膝に集中治療をするのですから、良い結果が得られるはずです。
右手をカラダのソマトトープ(小さな人型)ととらえて、右膝に当たる小指の第2関節付近の圧痛点を探します。3壮ほどお灸をして、膝の痛みを聞き、その圧痛点を追いかけて小指の第2関節付近にお灸をしていきます。すると最終的に、膝の痛みが全くなくなりなした。
「膝の痛みが無くなったので、鍼を抜いていきますね~~」
「・・・・あれれ??・・・先生、鍼抜いた瞬間、シュワシュワシュワっと痛みが戻って来た‼️」
「ありゃりゃ・・・そしたら、ここにもう一度、鍼を刺しますね・・・どうですか?」
「・・・・お~~痛くなくなった❣️」
「じゃあ~~このまましばらく、休んでください。」
15~20分くらいゆっくりしていただき、鍼を抜いていくと、痛みの振り返しはありませんでした。Cさんニコニコ顔で治療終了となりました。
で、私のやったお灸は一体何だった・・・・・呆然としてしまいました。
もしかしたら、YNSA には、余計な施術が必要ないのかもしれません。
しばらく、色々勉強してみます。